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【遊戯王OCG】ファイアウォールカテゴリ化! サイバースの展開強化! 新カード紹介&解説

KONAMIが全世界に展開するトレーディングカードゲーム『遊戯王オフィシャルカードゲーム(遊戯王OCG)』にて、2023年1月14日(土)発売の「CYBERSTORM ACCESS」の最新情報が公開!

ファイアウォールがカテゴリ化して新たに登場!


※サムネイル画像は遊戯王マスターデュエルより

KONAMIが展開するトレーディングカードゲーム『遊戯王OCG』にて、2023年1月14日(土)に発売される基本パック「CYBERSTORM ACCESS」にて、新たに収録される8種類のカードが公開されました!

■ファイアウォール・ディフェンサー

レベル4 闇属性サイバース族 効果 ATK1200 DEF1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがサイバース族リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ファイアウォール・ディフェンサー」以外の「ファイアウォール」モンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分フィールドの「ファイアウォール」モンスターが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

自身がリンク素材として墓地へ送られた場合に、デッキから自身と同名以外の「ファイアウォール」と名のついたモンスターをリクルート(デッキから特殊召喚)できる効果。

このカードの登場により、「ファイアウォール」が新たにカテゴリ化することとなり、既存カードの「ファイアウォール・ガーディアン」もより使いやすくなりそうです。また、下にある新規カード「ファイアウォール・ファントム」も同様にリクルートできるので、デッキに組み込むなら併用したいところですね。

■ファイアウォール・ファントム

レベル5 闇属性 サイバース族 効果 ATK2000 DEF1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがサイバース族リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「サイバネット」魔法・罠カード1枚を手札に加える。その後、自分の手札1枚を選んで捨てる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンのエンドフェイズに、自分の墓地からサイバース族モンスター1体を選んでデッキに戻す。

「サイバネット」魔法罠をサーチ(デッキから手札に加える)することができる優秀なモンスター。ただし、条件がリンク素材になることである上、このモンスター自身はレベル5の上級モンスターである点には要注意。基本的には上にある「ファイアウォール・ディフェンダー」によって特殊召喚するのが最も自然な流れでしょう。

また(2)の効果で、墓地からサイバース族モンスター1体を選んでデッキに戻せる効果を持ちます。アドバンテージが直接取れる効果ではありませんが、サイバース族のデッキはリクルートや特殊召喚を多用するため、デュエルが長引くとEXデッキだけでなくメインデッキも枯渇しがち。EXデッキに戻すモンスターは「リンク召喚に成功した時」といった効果を持つモンスターが有用でしょう。

■サイバース・セイジ

レベル1 闇属性 サイバース族 儀式/チューナー/効果 ATK0 DEF0
「サイバネット・リチューアル」により降臨。このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。自分のフィールド・墓地から、融合モンスターカードによって決められた、サイバース族モンスターを含む融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、自分の墓地の、サイバース族モンスター1体または儀式魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

レベル1で闇属性でサイバース族でチューナーで儀式モンスター、という属性てんこ盛りなカード。受けられるサポートも非常に多いのが特徴になりそうです。あと可愛い。

ただ、いずれも効果はフィールドに出ていないと意味がないものなので、このカードを採用する場合は「サイバネット・リチューアル」を手早く手札に呼び込めるデッキ構成にすることは必須事項です。

(1)の効果はフィールド・墓地から除外融合ができる効果。アドバンテージの面を考えると、できれば墓地から素材を除外して融合したいところ。自身を含めるなら、墓地のリンクモンスターとの融合で「アースゴーレム@イグニスター」が簡単に火力が出て有用です。

なお、自身を素材に含める必要はないので、墓地融合で出したモンスターとシンクロして、(2)の効果に繋げることも可能。ただその場合は、(1)の効果で墓地リソースを消費している点には気をつける必要があります。

■サイバース・ディセーブルム

レベル6 闇属性 サイバース族 融合/効果 ATK2300 DEF1500
サイバース族の儀式・融合・S・X・リンクモンスター+サイバース族モンスター
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。手札からサイバース族モンスター1体を特殊召喚する。その後、このカードのレベルをこの効果で特殊召喚したモンスターと同じにできる。
(2):自分フィールドにリンク4以上のサイバース族モンスターが存在し、相手が魔法・罠カードの効果を発動した時、 フィールド・墓地のこのカードを除外して発動できる。その発動を無効にする。

「簡易融合」でギリギリ出せないレベル6。融合素材がゆるいため、普通に融合するのが難しくはない点が救いでしょうか。上記の「サイバース・セイジ」を併用するのが最も簡単な方法の一つですね。あるいは、サイバース族同士のミラーマッチを意識して、「@イグニスター」と「Aiラブ融合」あたりを使用するのもアリかも。

(1)の効果により、エクシーズ召喚の展開補助が可能です。レベル変更は任意なので、単純に特殊召喚の手段に使ったり、シンクロ召喚にも利用できるでしょう。レベルが高いモンスターを特殊召喚して、「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」あたりのリンク召喚を狙うのもアリですね。

(2)の効果では、相手の魔法罠を止めることができますが、他にリンク4以上のモンスターが必要な点は注意。なお自身は墓地にいても機能するため、融合召喚せずに直接墓地へ送っておくのも選択肢の一つかもしれません。

■ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ

リンク6 闇属性 サイバース族 リンク/効果 ATK3500
【リンクマーカー:左上/上/右上/左/右/下】
効果モンスター3体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、自分のフィールド・墓地のモンスターの種類(儀式・融合・S・X)の数まで、相手のフィールド・墓地のカードを対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。このカードの攻撃力は戻した数×500アップする。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合、自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

最大4枚のバウンス(手札に戻す)という、驚異的な制圧能力を誇るモンスター。しかも自分と相手の毎ターン使用可能な点も恐るべきところ。ただし、墓地あるいはフィールドに特定の種類のモンスターが必要なため、デッキ構築の時点である程度縛りが入るのは難点です。

もっとも、サイバース族のデッキでは、上記の条件を満たしつつ展開することはそう難しくはないため、出せれば非常に強力なフィニッシャーとして機能することでしょう。4種類を揃えるのは難しくても、毎ターン1〜2枚のバウンスだけでも脅威になるのは間違いないため、そのあたりで妥協点を探るのも選択肢。

ちなみに、バウンス後の攻撃力アップは永続。居残れば居残るほどに盤面と火力で有利になっていくので、できれば長いこと残しておきたいモンスターですね。

一方で、自身が除去された後のアフターケアこそあれど、耐性の類は一切ないので、「I:Pマスカレーナ」で破壊耐性をつけたり、下記の「プロテクトコード・トーカー」などの他カードで守ってやることが必要になりそうです。

また、条件なしで右上と左上にリンクマーカーを持つ初のモンスターなので、このカードが登場すれば、3枚でエクストラリンクが可能になります。

(2)の効果は、相手のモンスターを戦闘破壊するもよし、自身のモンスターを展開で墓地へ送るもよし、な汎用的な蘇生効果。特にリンク召喚で素材として墓地へ送ったモンスターを、そのまま蘇生してしまえるのは非常に強力です。また、自身を特殊召喚する際にリンクモンスターを墓地へ送っている可能性が高いので、うまく使えれば「アクセスコード・トーカー」などを更に並べることもできそうですね。

■プロテクトコード・トーカー

リンク3 闇属性 サイバース族 効果 ATK2300
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのリンク4以上のリンクモンスターは相手の効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。
(2):自分フィールドに「ファイアウォール」リンクモンスターが存在する場合、リンクマーカーの合計が3になるように、自分の墓地からリンクモンスターを任意の数だけ除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果は相手ターンでも発動できる。

またも新しい「コード・トーカー」が増えました。ちなみに闇属性の「コード・トーカー」はこれで5体目となります。

味方のリンク4以上のリンクモンスターに耐性を付与する効果を持ち、「I:Pマスカレーナ」ではカバーできない範囲の耐性をつけてくれる点は非常に優秀。

また、相手ターンでも使えるフリーチェーンの自己再生効果により、墓地から自己再生して耐性を付与してくれます。もっとも、相手もそれをわかった上で対処してくるので、牽制の意味合いが強くなりそうですね。

■サイバネット・ロールバック

速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):除外されている自分のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分のLPが2000以下の場合、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、除外されている自分のサイバース族モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

除外されているサイバース族モンスターを1体、特殊召喚できる驚異的な性能のカード。できればリンクモンスターなどの出すために手札を消費するモンスター、あるいは1枚で複数の仕事ができる「ドットスケーパー」「バランサーロード」などを帰還させたいところ。

また、ライフポイントが2000を下回る必要こそあるものの、墓地除外から1:2交換ができる優秀なカード(墓地コストである点を考えれば実質0:2交換)である点も見逃せません。「デコード・トーカー・ヒートソウル」や「バランサーロード」の存在もあり、自らライフを削ることも比較的容易な点も注目。ただしライフを削りすぎて、バーンカードなどにアッサリ仕留められることがないように注意!

■サイバネット・サーキット

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「ファイアウォール」リンクモンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地からモンスターを任意の数だけ選び、対象のモンスターとリンク状態になるように自分または相手フィールドに特殊召喚する。
(2):自分のLPが2000以下の場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地から「ファイアウォール」リンクモンスター1体を選んでEXデッキに戻す。その後、そのモンスターをEXデッキから特殊召喚できる。

今のところ該当する「ファイアウォール」リンクモンスターは、「ファイアウォール・ドラゴン」「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード」「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」の4種類。

どのカードも自分側にリンクマーカーが向いているので、最大で2体を自身のフィールドに特殊召喚可能です。ただし、カードによってリンクマーカーの位置は異なるので、メインモンスターゾーンにおくべきか、EXモンスターゾーンにおくべきかの判断には注意が必要。

なお、相手フィールドにも特殊召喚できるため、サンドバッグを用意する目的のほかに、「夢幻崩界イヴリース」を相手フィールドに出して展開の妨害をすることも可能。リンクデッキには通用しにくいですが、相手のデッキタイプ次第では詰みに持っていくこともできるため、覚えておくと役に立つかもしれません。

【関連リンク】

公式サイト

・公式Twitter(@YuGiOh_OCG_INFO)

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