「やさしく歌って」のロバータ・フラックがALSを公表「歌うことが不可能に。でも…」

ロバータ・フラックさん(2018年10月10日)

関連記事>>「死ぬことばかり考えていた」ALS患者の医師を絶望から救ったもの

「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」などのヒット曲で知られるアメリカの歌手ロバータ・フラックさんの代理人が、ALSを患っていることを公表した。

AP通信によると、フラックさんのマネージャーであるスザンヌ・コーガさんが11月14日、ALSのために「歌うことが不可能になり、話すことも容易ではなくなりました」とリリースで説明した。

その一方でコーガさんは「それでも、ALSもこの(ロバータ・フラックという)アイコンを黙らせることはできません」と述べている。

「やさしく歌って」でグラミー賞を受賞したロバータ・フラックさん(1974年3月4日)

フラックさんは1937年にノースカロライナ州で生まれ、バージニア州で育った。母親はオルガン奏者で父親はピアニスト。フラックさん自身もピアノの才能を認められ、わずか15歳で奨学金を獲得してハワード大学に入学した。

大学卒業後にナイトクラブで歌っていた時に、ジャズミュージシャンのレス・マッキャンさんに、才能を見出されて1969年にレコードデビュー。

数々のヒット曲で人々を魅了し、「愛は面影の中に(The First Time I Ever Saw Your Face)」と「やさしく歌って」で、1973年と74年に2年連続でグラミー賞最優秀レコード賞を受賞した。

また2010年にはアニマル・ウェルフェアと子どもたちの音楽教育支援を目的とした、ロバータ・フラック財団を設立した。

代理人によると、フラックさんは今後も同財団などを通じて、音楽やクリエイティブ分野で活動を続けるという。

また、2023年にはトーニャ・ボールデンさんと共著で子ども向けの本「The Green Piano: How Little Me Found Music(緑のピアノ:小さな私はこうやって音楽と出会った)」を出版する予定だ。

…クリックして全文を読む

オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「やさしく歌って」のロバータ・フラックがALSを公表「歌うことが不可能に。でも…」

Satoko Yasuda