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「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」などのヒット曲で知られるアメリカの歌手ロバータ・フラックさんの代理人が、ALSを患っていることを公表した。
AP通信によると、フラックさんのマネージャーであるスザンヌ・コーガさんが11月14日、ALSのために「歌うことが不可能になり、話すことも容易ではなくなりました」とリリースで説明した。
その一方でコーガさんは「それでも、ALSもこの(ロバータ・フラックという)アイコンを黙らせることはできません」と述べている。
フラックさんは1937年にノースカロライナ州で生まれ、バージニア州で育った。母親はオルガン奏者で父親はピアニスト。フラックさん自身もピアノの才能を認められ、わずか15歳で奨学金を獲得してハワード大学に入学した。
大学卒業後にナイトクラブで歌っていた時に、ジャズミュージシャンのレス・マッキャンさんに、才能を見出されて1969年にレコードデビュー。
数々のヒット曲で人々を魅了し、「愛は面影の中に(The First Time I Ever Saw Your Face)」と「やさしく歌って」で、1973年と74年に2年連続でグラミー賞最優秀レコード賞を受賞した。
また2010年にはアニマル・ウェルフェアと子どもたちの音楽教育支援を目的とした、ロバータ・フラック財団を設立した。
代理人によると、フラックさんは今後も同財団などを通じて、音楽やクリエイティブ分野で活動を続けるという。
また、2023年にはトーニャ・ボールデンさんと共著で子ども向けの本「The Green Piano: How Little Me Found Music(緑のピアノ:小さな私はこうやって音楽と出会った)」を出版する予定だ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「やさしく歌って」のロバータ・フラックがALSを公表「歌うことが不可能に。でも…」