以前からAppleは折りたたみiPhoneを開発していると噂されていましたが、それよりも先に「折りたたみiPad」が登場するのではないかという予測が登場しています。
関連:Appleが極秘開発する「次世代iPhone」異形の進化韓国系メディア「The Elec」経由の情報によると、サムスンのモバイル部門が先月、サプライヤーとスマートフォン市場について議論する会議を開いたとのこと。その中でサムスンは「Appleが2年以内に初の折りたたみ式端末を発表すると予想している」と述べたとされています。
この予想で興味深いのは、AppleがiPhoneではなく、タブレット(iPad)やノートPC(MacBook)の分野で参入するだろうと考えられている点です。これまで折りたたみデバイスといえばスマートフォンが一般的で、タブレットやノートPCといった画面が大きい製品はほとんどありません。
さらに、この予想がサムスンによるものであることも重要です。サムスンは「Galaxy Z Fold」「Galaxy Z Flip」シリーズなどの折りたたみスマホをいち早く市場に投入しており、折りたたみディスプレイの技術面でもリードしています。
海外メディア「CNBC」が共有した調査会社CCS Insightの予測もこれを裏付けています。同社によれば「Appleにとって折りたたみiPhoneはハイリスク」であり「新しいiPadでこの技術を実験する方が理にかなっている」とのこと。
「今、Appleが折りたたみ式iPhoneを作ることは意味がない。我々は、彼らがその傾向を避け、おそらく折り畳み式iPadで水に足を浸すだろうと考えています」とCCS Insightのリサーチ主任、ベン・ウッド氏はCNBCのインタビューに答えました。
AppleがiPhoneでの新たなアプローチに消極的なのは、近年の同シリーズの進化具合からも読み取ることができます。今のところ売上が好調なことを考えれば、Appleが大胆な進化に慎重になるのも頷ける話です。
著名アナリストのミンチー・クオ氏も、以前からこれに近い主張をしています。同氏は最初の折りたたみデバイスの登場は2025年で、iPadもしくは「iPadとiPhoneのハイブリッド」になる可能性があると述べています。
折りたたみiPhoneに関しては、登場はもう少し後になるようです。ディスプレイ業界に詳しいアナリストのロス・ヤング氏は今年初め、折りたたみiPhoneに取り組んでいるサプライチェーンの兆候はないと述べ、少なくとも2025年より前に登場することはないと述べていました。
*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Mac(1) ,(2) ,MacRumors ,The Elec ,CNBC
オリジナルサイトで読む : AppBank
Appleが高リスクの「折りたたみ型iPhone」を避けて開発する〝本命製品〟