バスの車内で号泣している女の子。そして困惑しているパパ。周囲の視線が気になる…。
周りにいる1人として自分に何かできることはないか。その時、素敵なアイデアをふと思い出したのだったーー。
そんな実体験を描いた漫画がTwitter上で話題になっています。この作品には「常備しとこうかな」「びっくりするほど効果抜群」「勇気ある行動」など多くの温かいコメントが寄せられています。
漫画を投稿したのは、OLで漫画やイラストを描いている「こや」(@illkoya)さん。今回の漫画は『バスで号泣してる女児がいたので昔Twitterで見たやつを試したら泣き止んだ話』として、10月6日に公開しました。
バスの中で号泣している女の子。周りの目が気になり女の子のパパを心配する作者。何かできないかと考えている時に思い出したのは、以前にTwitterで見た「こういう時にシールをあげるといい…」というアイデアでした。
作者はiPadとケースの間に挟んでいたシールを見つけ女の子に渡します。すると女の子は泣き止み、それからもずっと機嫌が良かったそう。
女の子のパパはすごく感謝していたそうで、勇気を出して良かったと作者は振り返ります。
※漫画の下に作者との一問一答が続きます。
ハフポスト日本版は、この漫画を投稿した、こやさんに取材をしました。以下は一問一答です。
ーーバスで子どもが泣いている際、なぜ昔のツイートを思い出せたのですか?
少し前に、子連れと公共交通機関の話が話題になっており、その時に思い出していたので比較的すぐ出てきたのだと思います。
ーーシールがなかった際に、泣いている子どもをなだめる代わりとなるもの・ことなどは他にありますか?
手を振ったり、面白い顔をしたり、ぬいぐるみやキーホルダーを見せたりして気を引くだけでも反応してくれることが多いです! 友人はさりげなく隣の席からアンパンマンをスマホで見せていたそうで、賢いなと思いました。
ーーなかなか行動する勇気を持てない人もいると思いますが、なぜ行動に移せたのでしょうか?
行動する勇気を持ちやすい条件がそろっていたからです。つまり、私が子どもや親御さんから警戒されづらい、優しそうに見える女性であったことが大きいです。
特にこういう話題だと、男の人は行動に移しづらいと思うので、私にできることは私がしようという思いです。
ーーマンガには1万1000件を超える「いいね!」が付くなど話題になっていますが、どのように感じていますか?
子連れで大変な親御さんが少しでもうれしくなったり、辛くて泣いていたけどシールもらってご機嫌になれる子どもが増えたり、なんでもいいのでいいことがあるといいなと思います。
ーー公共交通機関はいろんな人が利用しています。私たちが心掛けておくべきことはどんなことだと考えていますか?
「いろんな人が利用している」と思うことではないでしょうか。学校や会社に行く人、遊びに行く人、病院に行く人がいるんだと思えば、皆に優しくなれる気がします。
そして、更に言えば、余裕がある人は「いろんな人が利用している」ということをさまざまな事情で意識できない人もいる、ということを理解していればより穏やかに過ごせるのではないかと思います。
◇ ◇ ◇
ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
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バス車内で号泣する幼い子に遭遇。あるモノをあげるとご機嫌に【体験漫画】