羽生結弦さん、日中国交正常化50周年を祝う式典で中国語を披露。会場から万雷の拍手が起こった理由は?

フィギュアスケート男子でオリンピック2連覇を果たし、2022年にプロへ転向した羽生結弦選手が9月29日、日中国交正常化50周年を記念して開かれた式典に出席し、北京冬季オリンピックに出場した思い出などを振り返った。

そして、国交正常化から50周年になることにかけて「これからの50年も共に力を合わせて頑張っていきましょう。明日のために、未来のために、そして私たちの次の世代のために一緒に頑張っていきましょう」などと話した。

リハーサル後に集合写真におさまる羽生結弦選手

この式典は、1972年に日本と中国が国交を正常化させてから29日で50年となるのを記念して開かれた。羽生さんは中国でも圧倒的な人気を誇っており、今年開催された北京冬季オリンピックでは、一挙手一投足のほぼ全てがSNS「ウェイボー」でトレンドを入りを果たしていた。

羽生さんは式典で特別出演として舞台に立つと、「大家好(皆さんこんにちは)」と中国語で挨拶。中国の伝統楽器・二胡の奏者であるチャンヒナさんとの掛け合いを披露した。

このなかで羽生さんは北京冬季オリンピックに出場した思い出に触れ、「中国の人の親しみやすさと温かさに触れてきました。応援に背中を押されました」と振り返り、「日本と中国は隣であるからこそ、もっともっといい関係でありたいですよね。いい関係になれるように僕も役に立ちたいと思いました」と話した。

そして、覚えたての中国語として「私は今年で27歳です」と自己紹介。24歳であるチャンヒナさんと、2人の年齢を足せば51歳になることにかけて「これからあと5時間ほどで日中国交正常化51周年の初日を迎えます。これからの50年も共に力を合わせて頑張っていきましょう。明日のために、未来のために、そして私たちの次の世代のために一緒に頑張っていきましょう」と締めくくると、会場からは大きな拍手が上がった。

出演者らと集合写真におさまる羽生結弦選手

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Fumiya Takahashi