静岡市清水区を本拠地とするサッカーJ1の清水エスパルスは、9月27日午後4時からIAIスタジアム日本平で飲料水を無料で提供している。
クラブの公式サイトによると、飲料水の提供は台風15号の影響で大規模な断水が続いていることを受けたもの。対象は静岡市清水区在住の被災した人で、1世帯に対し、ウォーターサーバー用のボトル1本(9.5リットル)を提供するという。配布本数は2500本ほどだという。
朝日新聞デジタルなどの報道によると、クラブでは27日、選手たちが練習後に飲料水を配布したという。チーム一同は「みんなの力でこの苦境を乗り越えていきましょう!」と呼びかけている。
また、“ライバルチーム”も力を貸している。同じ静岡県の磐田市に拠点を置くジュビロ磐田は27日にTwitterを更新。
「清水エスパルスによる配布会場(アイスタ)へ、大井健太郎選手とクラブスタッフで飲料水を届けてきました」とした上で、「静岡ダービーはお互いの存在があってこそ。 苦しい時は手を取り合い、共に乗り越えていきましょう」と綴っている。
SNSでは「これぞ地域に根ざしたクラブ」などのコメントが寄せられている。
28日は午後8時まで配布を実施。在庫がなくなり次第、配布終了となるという。
清水区では台風による被害で断水の影響が続いていて、静岡市によると、28日も区内の41か所で給水拠点を設ける予定だという。
ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
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清水エスパルスが被災者に飲料水を無料提供。“ライバルチーム“も協力「お互いの存在があってこそ」