JR東日本は9月16日午前7時19分頃、「線路内に人が立ち入ったように見えた」として、確認のために湘南新宿ライン、埼京線、山手線などの運転を一時見合わせた。
その後、「線路内に人はいない」と確認し、同8時6分から順次運転を再開。通勤ラッシュの時間帯に主要な路線で運転見合わせや遅延が生じたことで、約9万5000人に影響が出たという。
これを受け、ネット上では「外国人男女2人が線路内立ち入り運転見合わせ」「(その2人が)駅員や警察と鬼ごっこ、原宿駅の近くで走りながら酒を飲んだり雑草に隠れてキスしてる」などと真偽不明の情報を載せたサイトが拡散され、Twitterでは1万件近くリツイートされた。
Twitter上では、サイトの情報を踏まえ「国籍と名前を出せ」といった書き込みのほか、線路に立ち入った可能性のある人物を留学生だと決めつけたり、極端な暴力行為を煽ったりする投稿もあった。
一方、JR東日本の公式発表では、線路に立ち入った可能性のある人物の属性については一切言及していない。
同社東京支社の広報担当者は「線路内に人はいなかった」とした上で、「(仮に立ち入った人物がいたとしても)国籍、人数、性別はわからない」と説明している。
〈取材・文=金春喜 @chu_ni_kim / ハフポスト日本版〉
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「外国人男女2人が線路立ち入り」とネット上で拡散。JR東日本は「線路内に人はいなかった」と説明
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