まだ蒸し暑い日が多いものの、関東や北日本では少し涼しく感じる日もでるようになってきました。
夏場は外出する時に迷わず薄着を選んでいたと思いますが、これからは涼しさに合わせて服装の調節が必要になってくる時期です。
衣替えはいつ頃行うのが良いか、「秋の衣替え前線」の予報を作成しましたので参考にしてみてください。
2019年秋に、ライオン株式会社とともにウェザーニュースアプリ内で行った調査から、18℃で約6割の人が半袖から長袖に移行することがわかりました。このデータをもとに、長袖を着用し始めたり、衣替えの意識が高まる時期として衣替え前線を作成しています。
今年2022年の全国の衣替え前線をみてみると、北日本や東日本の標高の高い地域は、すでに長袖が必要な時期となってきています。
関東では9月下旬から10月上旬頃に衣替えの目安となる気温の日が増えてきそうです。西日本や東海地方でも、10月中旬にかけてだんだんと長袖の出番が増えそうです。
衣替えと同時に、今季の役目を終える夏服を、しまい洗いすることも大切です。衣替えの際の収納時に失敗しないためのコツを、ライオン株式会社お洗濯マイスター大貫和泉さんに教えてもらいました。
黄ばみの原因の1つは、洗濯しても落としきれなかった皮脂汚れです。繊維の隙間に入りこんだわずかな皮脂汚れが蓄積し、黄ばみとなって現れます。
黄ばみを予防するためには、衣類をしまう前に、しっかり皮脂汚れを落とすことが肝心です。脇の下やエリ・袖など、黄ばみが出やすい部分には、シミ用の部分洗い剤や液体酸素系漂白剤を直接塗り、前処理してからお洗濯するのが有効です。
しまい洗いの時に、しわをなるべく少なくすることと、しわを作らない収納方法を実践することが、しわ予防の2大ポイントです。夏服に多い麻素材の衣類は、洗濯ネットに入れて洗い、「手洗いコース」などの弱水流コースでやさしく洗いましょう。柔軟剤を使うのもおすすめです。
特に、ニオイが気になりやすい機能性インナーの素材である化学繊維は、皮脂汚れに含まれる液状の汚れ(オレイン酸)がつきやすく、さらに極細繊維のため、汚れが奥の奥まで入り込みやすいという特徴があります。
ニオイ対策は、皮脂汚れに強い高濃度液体洗剤と液体酸素系漂白剤を活用し、つけ置き洗いでニオイをしっかり落としてからしまうことが大切です。
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【秋の衣替え前線予報】「最低気温18℃」が衣替えの目安