アメリカで考えたり感じたことは沢山あるけれど、特に日本人としての自分について深く考えさせられた。国境を越えて本当にいろんな人種の人たちに囲まれていると嫌でも自分が日本人であるということを感じる。20年以上日本に住み続けて、学校から社会まで周りの90%が日本人というコミュニティで育った僕にとってそんなこと考えたこともなかった。
これまでの考え方を変える必要がありそう、そんな思いに至った経緯を書いていくことにする。
I’m Japaneseと言えば通じると思い込んでた
日本に居たとき、テレビでよく見る「日本の技術の素晴らしさ」とか「季節の美しさ」とか「外国人が日本食を好んで食べている」という情報ばかりを見たり聞いたりしていた。自然と、日本人の文化は海外の人たちが興味をもってるんだ、日本の技術って世界でも誇れるものなんだという感覚が知らない間に自分の中で形成されていたんだと思う。
アメリカで受けた授業で初めての自己紹介。I’m from Japan.(日本からやってきました)この一言で興味を持ってもらえる、そんな期待が自分の中にあった。
しかし、予想に反してその一言に対しては無反応。そしてそのまま次の人の自己紹介に移っていった。もちろん、先生はクラス全員の名前とか特徴を把握するために僕が日本出身ということに興味を持ってくれた。
でも、僕が日本人だからということで話しかけてくれる人はいなかった。
I’m Japaneseという言葉、私は日本人だと言えばそれで何か変わると期待していた。それを見事に打ち砕かれた。
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自称日本人のザパニーズさんが日本について作文を書くとこうなる・・・