8月11日(木)3時現在、日本の南で熱帯低気圧が発達中です。この熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すれば今月2つめで、台風8号と呼ばれることになります。
お盆休みの13日(土)頃に東日本に接近し、進路次第では関東などで強い雨を降らせる可能性があります。今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 8月11日(木)3時現在
中心位置 日本の南
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 1006 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
3時現在、熱帯低気圧の中心付近は下層の循環がみられるのみで、南側の離れた所に発達した雲が存在します。まだ最大風速は15m/sと、台風の勢力には達していません。
この熱帯低気圧の進路予報をみると、13日(土)頃に関東地方や東海地方にかなり接近し、場合によっては上陸することも考えられます。
勢力の予報をみると、乾燥した空気や強い上空の風の影響で、台風になったとしても顕著な発達は予想されていません。東海沖の時点での中心気圧は1002hPa、最大風速は18m/sと、台風としての下限の勢力で接近してくる見込みです。
それでも油断は出来ず、進路に近い太平洋側では熱帯低気圧もしくは台風の接近により雨が強まり、局地的には大雨となるおそれもあります。また、沿岸部では風が強まり、海上は波が高くなりますので、海のレジャーは控えたほうが良さそうです。
太平洋高気圧の勢力によって、進路や接近のタイミングが変化する可能性があります。お盆休みの期間中ですが、台風情報や交通情報をよく確認して行動するようにしてください。
破線で囲まれた「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。
また、台風の進路は、予報円の中心を結ぶ線上を進むとは限りません。
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9日(火)15時には南シナ海で台風7号が発生しています。次に台風が発生すると、8月の2つ目の台風で「台風8号」と呼ばれることになります。
8月の台風発生数の平年値は5.7個で、例年台風の発生が一番多い時期です。秋にかけて日本に影響のある台風が次々と発生することも考えられるため、台風への備えを進めてください。
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「台風8号」12日までに発生の見込み。お盆休み中の13日ごろ、東日本に接近か