8月9日は「ムーミンの日」。
世界中で愛される、丸くて白い体が特徴の癒やしキャラクター、ムーミン。
一体なぜ8月9日が「ムーミンの日」となったのでしょうか?
『ムーミン』シリーズはフィンランド人の作家・画家であるトーベ・ヤンソンによって生み出されました。
このトーベ・ヤンソンが生まれたのが1914年8月9日。
そして、2005年に出版60年を記念してトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日を「ムーミンの日」と制定されたといいます。
「ムーミンの日」を決める際、関係者全員で悩んだというエピソードが、公式サイトで紹介されています。
当初は「ムーミンの誕生日が一番ふさわしい」という案が挙がっていましたが、すぐになくなったそうです。その理由をこう説明しています。「トーベさんの書いた原作の中にはムーミンの誕生日のことは出てきません。それどころか登場人物の誕生日はまったく書かれておらず「ムーミンパパの思い出」の中に生まれたときのお話が出てくるちびのミイですら、それが夏至のころとしか分かりません」他にも「最初の本が発表されてから60周年なのだからその本の出版日がいいのでは?」という案や、「ムーミンのファンは以前から6月3日をムーミンの日と言っているし、その日にしてはどうだろう」という意見があったといいます。何度も打ち合わせを重ねた結果、トーベさんの誕生日の8月9日に決まりました。
2022年の「ムーミンの日」のテーマは「一緒に」。
ムーミンの公式サイトによると「ムーミン谷にいる生きものたちはみんな個性的。でも、決して個人主義というわけではありません。まわりの仲間たちと一緒に何かをしたり、互いに離れていても相手を思いやったり」とそんな「一緒に」が2022年の「ムーミンの日」のテーマだと記しています。
『ムーミン』シリーズは、最初の小説が発表されてから77年目を迎えます。小説、絵本、コミックスとして描かれ、今日も世界中で愛され続けています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「ムーミンの日」が8月9日になった理由。「ムーミンの誕生日」や「6月3日」案も検討されていた