マンホールに落下した子象 (REUTERS/Taanruuamchon TPX IMAGES OF THE DAY)
タイで、象の子どもがマンホールに落下してしまう出来事があり、地元当局はそばを離れようとしない母親の象を麻酔で眠らせて救出した。
THE NATION THAILANDなどによると、この出来事があったのは7月13日の朝。タイのナコンナヨック県にあるゴルフ場のそばで、象の子どもがマンホールに落ちていたのを地元住民が発見した。
現場を捉えた動画には、子象が鳴き声を上げながら穴から這い出ようとしているが、上手くいかない様子が捉えられている。そばには母親の象が付き添い、穴に頭を突っ込むようにして身を乗り出し、子象に母乳を与えていた。
地元の野生動物保護当局などが象の救助に乗り出した。まず、子供のそばを離れようとしない母親に麻酔を使用。身体にベルトを巻きつけ、掘削機で引き上げた。その後、無事に子どもを助け出した。
母親が目を覚ますと、暴れ出した場合に備え、救助隊らは一目散に散っていく。母親と子どもはその様子を尻目に、ゆっくりとジャングルに帰っていった。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
マンホールに落ちた象の子ども、母親はそばを離れず授乳続ける…人間のチームワークで救助