透き通った水色の、風船やプラスチック片のような物体。
砂浜に落ちていたら「きれい!何だろう?」と触りたくなるが、実はこれ、「電気クラゲ」の異名を持つ毒のあるクラゲ「カツオノエボシ」。6月下旬、神奈川県内の砂浜に大量に漂着しているという。
清掃活動などをしている「かながわ海岸美化財団」が触らないよう注意を呼びかけている。
【危険!カツオノエボシが大量に漂着しています】
現在、湘南海岸の一帯にカツオノエボシが大量に漂着しており、場所によっては1メートルおきくらいであります。カツオノエボシとは、触手に強力な毒を持つクラゲ。普段、沖合に浮かんでいるモノが南風にのって海岸に吹き寄せられてきます。 pic.twitter.com/h6zwvgawpO
— かながわ海岸美化財団 (@bikazaidan) June 29, 2022
カツオノエボシは全長10センチ程度。かながわ海岸美化財団の公式サイトなどによると、触手に強い毒を持つ。刺されると電気ショックを受けたような痛みがあり、二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こして死に至ることもある。
カツオノエボシが死んだ状態であっても、毒が残っていて危険だという。
かながわ海岸美化財団はTwitterで「現在、フィルム状のプラスチック片が波打ち際に漂着しており、カツオノエボシとぱっと見似ているため、間違って触れてしまう可能性が高くなっています」と投稿。
場所によっては1メートルおきくらいに漂着しているため、触らないよう連日注意を呼びかけている。
カツオノエボシは、こんな感じでぽつぽつと漂着しています。 pic.twitter.com/5QB0FWNgr1
— かながわ海岸美化財団 (@bikazaidan) June 29, 2022
この長い触手が危険です!
午後の南風で、波打ち際にはさらに吹き寄せられてます!
お気をつけを! pic.twitter.com/IrWYkUURGR— かながわ海岸美化財団 (@bikazaidan) June 29, 2022
同財団のTwitter投稿には、「子供が触らないように本当に気を付けて」などど心配する声が寄せられている。夏本番が近づき、海水浴に出かける人は注意が必要だろう。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
砂浜の「プラスチック片」に要警戒。触ると死の危険も… 大量漂着した「カツオノエボシ」かもしれない