人気アイドルグループ「日向坂46」のドキュメンタリー映画第二弾のタイトルは『希望と絶望 その涙を誰も知らない』。7月8日
に全国公開されるのだが、センセーショナルな表題がファンをやきもきさせ、ある“懸念”を漏らす関係者もいるという。
映画ではメンバーの葛藤や困難を「忖度ナシ」で描く
映画のメガホンをとったのは、竹中優介氏。TBSの番組プロデューサーで、ドキュメンタリー映画第一弾『3年目のデビュー』も担
当している監督である。5月31日に行われたイベントにも出席し『希望と絶望 その涙を誰も知らない』の見所についてこう話してい
る。
「密着していたからこそ撮れたファンも知らないメンバーの葛藤や困難、その様子を本当に忖度もなくドキュメンタリーとして描き
ました。結構重めのドキュメンタリーを真摯に、無理に美談にするとか変えることなく描いた結果、こういうタイトルの映画になり
ました」
「忖度ナシ」とはまたどんな内容なのか。日向坂46に詳しい音楽ライターが言う。
「先のイベントではメンバーの金村美玖が『映さないほうが良いのかな、というような所もあったりします。(映画を観て)どんな
反応があるのかドキドキします』と意味深にコメントし、河田陽菜も『皆さんの知らない私たちをスクリーンで観ていただければ』
と伝えていました。ファンの中にはもちろん映画に期待する声もありますが、同時に心配する意見もあるようです」
日向坂46と言えば明るいキャラでファンを幸せにする“ハッピーオーラ”が特性のグループ。乃木坂46や櫻坂46と同じ「坂道グ
ループ」の一員だが、より親近感をウリにした“妹分”である。
キャプテンの佐々木久美を中心に多くのメンバーがバラエティに進出しており、正に飛ぶ鳥を落とす勢いだが…。前出の音楽ライ
ターは怪訝な表情を浮かべる。
メンバーが次々と泣きながら倒れるシーンも…?
「予告編が公開されたのですが…メンバーが倒れたり、車椅子に乗せられうなだれたりと、舞台裏の衝撃的なシーンが含まれていた
のです。ドキュメンタリーなのでありのままを映すのは当然なのかもしれませんが、笑顔で明るくテレビやライブに出るメンバー達
が好きというファンは正直、戸惑っているかもしれません」
映画の切り口にも懸念が残るという。
「グループの分裂や、メンバーが次々と泣きながら倒れるシーンなど、かなりショッキングな場面も収録されているとか。どれも貴
重な映像であるのは間違いないでしょうが、ファンにとってどこまで需要があるのかは…正直分かりません」(同前)
ファンが求めていない“裏の顔”に拘る理由
アイドル誌のグラビア担当編集者は、「『おひさま』と呼ばれる日向坂46のファンにとっては賛否両論の映画となると思います」
と推察する。
「ハッピーな雰囲気の日向坂46が好きなおひさまにとっては、メンバーが苦しんでいる姿を見るのは辛い部分もある。去年5thシン
グル『君しか勝たん』のヒット祈願企画で全員チアリーディング挑戦生配信を行った際にも、疲労のあまりセンター加藤史帆らが苦
悶の表情を浮かべてしまい、直後のインタビューで失敗したメンバーが号泣するシーンも。見守ったファンからは『見せちゃいけな
い顔をしていた』との声も噴出しました」
では今回のドキュメンタリー映画、ひょっとするとファンが“求めていない”かもしれない“裏の顔”に何故そこまで拘るのか?
前出の音楽ライターは「日向坂46の“AKB48化”が心配です」と警鐘を鳴らす。AKB48と言えば過去にドキュメンタリー映画シリー
ズ「DOCUMENTARY of AKB48」が5回にわたって公開されている。過呼吸、メンバー同士の衝突、スキャンダル発覚からの活動辞退、
急な卒業発表…。舞台裏を追う無数のカメラで様々な“リアル”を映し出してきた。
日向坂46は今後どこへ向かうのか?
「AKB48は元々“NGナシ”の精神で地下から這い上がって来たグループ。ドキュメンタリー映画でも新しい話題を次々と提供して
いったし、ファンにも“耐性”があった。ですが日向坂46は似て非なるグループ。バラエティで体を張って活躍するメンバーが多い
とは言え、『坂道グループ』のブランドが大前提。枠からはみ出過ぎると一気にファンが離れて行ってしまうかもしれません」(同
前)
(つづく)
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