筆者は、中国国営新華社通信系の雑誌「環球」元副編集長の劉洪(リウ・ホン)氏が運営する微信(ウィーチャット)アカウント「牛弾琴」。
記事はまず、「最近の日本の動きはますます度を越し、米大統領を招待した後、西側にさらに愛嬌を振りまいている」と主張。「岸田文雄首相は日本の首相として初めて(6月下旬にスペインで開かれる)北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席しようとている」「海上自衛隊のヘリ空母『いずも』を派遣して米豪などと環太平洋合同演習(リムパック)2022を実施しようとしている」ことなどを挙げた。
また、米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」、日米豪印4カ国の安全保障対話「QUAD(クアッド)」、米英などアングロサクソン系の英語圏5カ国によるUKUSA協定に基づく機密情報共有の枠組み「FVEY(ファイブアイズ)」、主要7カ国(G7)、米主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」における日本を含む各国の相関図を示し、「米国の同盟国・友好国システムにおいて、非英語圏の国における日本の地位はかつてないほど目立つようになっている」とし、日本は「脱亜」から「叛亜(アジアを裏切る)」に向かっていると主張した。
記事は、岸田首相は「裏切り」のため伏線を張っていると主張。「新任の役人は3本のたいまつを燃やすほどのエネルギーがある」という中国のことわざを引用し、その1つは「改憲」であるとした。
2つ目は「米国の価値観に従い、使用するためのより多くのルールとツール」として人権問題担当の首相補佐官や経済安全保障担当大臣を設置したことを挙げた。
さらに、アジアを「裏切る」という明確な意図は某国に見せるためのものであり、3つ目として、毎月少なくとも1回の米国との軍事演習を挙げた。
記事は、アジアの国々は、日本が発しているアジアを「裏切る」シグナルを警戒しなければならないと主張。歴史の記憶は永久に消すことができないものであり、日本の一挙一動は、アジアの国々を一層団結させ、それにうまく対応するのを助けるだけで、大国の地位を求めることは「黄粱(こうりょう)の夢」にすぎず、宿命を変えようとする日本の政治家もまた歴史の中で「跳梁(ちょうりょう)するピエロ」でしかないとした。(翻訳・編集/柳川)
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日本がアジアを見捨てようとしてる本当の理由・・・