Appleは9月に「iPhone 14」シリーズを発表すると予測されていますが、最近の噂のほとんどはProモデルに焦点を当てたものでした。
テック系メディア「MacRumors」はこれについて、実際に「iPhone 14」は前モデルとどの程度の違いがあるのかを疑問視する声が出ている、と指摘しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:MacRumors ,YouTube
「iPhone 14」シリーズのProモデルでは、ノッチ廃止でパンチホールカメラを搭載、細いベゼルが細くなり、iPhone史上初めての48MPカメラを搭載するとリークされています。
が、「iPhone 14」の標準モデルにはこれらのアップグレードがないと考えられています。さらに重要なのは、標準モデルは初めてAppleの最新チップを搭載せず、「A16」はiPhone 14 Proのみに搭載されるという予測です。これが事実であれば、処理性能面の向上はほとんど期待できないかもしれません。
しかし、細かな部分ではアップグレードがあると噂されています。カメラの面では、Proモデルほど大きなアップグレードはないものの、全モデルでインカメラや超広角カメラが改善される可能性があるとのこと。
著名アナリストのミンチー・クオ氏によれば、「iPhone 14」では全モデルに6GBのメモリ(RAM)が搭載されるとのこと。Proモデルのほうがより高速なメモリが搭載されるようですが、13の通常モデルと比較して2GBの増加となります。
モデムチップが更新されることで、バッテリー駆動時間が改善される可能性もあるそうです。このチップは6nm RFプロセスを採用し、5G対応ながらより低い消費電力になるとのこと。さらに若干ながらチップが物理的に小さくなることで、バッテリーのスペースが増加するとされています。
また、Wi-Fi 6Eのサポートや、かねてより噂されていた衛星通信機能が備えられる可能性があると噂されています。これにより、ユーザーはモバイル通信やWi-Fiの電波が届かない場所でも、衛星ネットワークを利用して緊急サービスや連絡先にメールを送ることができるようになるとのこと。
そして最も大きな変更点は、miniモデルの廃止とMaxサイズのモデルの追加です。この「iPhone 14 Max」モデルは「より大きな画面を搭載したiPhoneが欲しいけれど、Proモデルほどの機能は必要ない」というユーザーにとって、待望の選択肢となりそうです。
以上のように、「iPhone 14」は前モデルから地味ながらも細かい点が調整されたようなモデルになるでしょう。また、中身の進化は地味ですが、Maxモデルの大画面に魅力を感じる人もいるはずです。
なお「MacRumors」は、14でProモデルに限定されていたアップグレードが、来年通常モデルにも波及する可能性もあると指摘。大きなアップグレードを期待するユーザーは、iPhone 15待ちということになりそうです。
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iPhone 14のスペックが「期待はずれ」になるという不吉な予測