韓国の6人組ガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)のメンバーとして5月にデビューした宮脇咲良(みやわき さくら)さんが、注目を集めている。
AKB48グループのひとつで、福岡・博多を拠点とするアイドルグループHKT48の元メンバー。2018年から2021年までは、日韓合同のガールズグループIZ*ONE(アイズワン)として活躍し、今回が3度目のデビューとなった。
韓国でもバラエティ番組にも出演するなどして支持を広げ、K-POPシーンを率いるスターの1人である宮脇咲良さんは、どんな人なのか?
宮脇咲良さんは、1998年3月19日に鹿児島県で生まれ、現在24歳。
2011年にHKT48の1期生としてオーディションに合格しデビュー。その後着々と人気を伸ばし、「選抜総選挙」の選抜入り常連でもある。2016年には、AKB10周年記念曲「君はメロディー」で初の単独センターを務めた。
2018年に韓国のMnet主催の人気オーディション番組「PRODUCE 101」と秋元康さんが共同で始めた日韓大型プロジェクト「PRODUCE 48」に参加。最終メンバーの12人に残り、IZ*ONE(アイズワン)としてデビューした。
IZ*ONEは、日本でアイドルとして活躍してきた宮脇さん、HKT48の矢吹奈子さん、AKB48チーム8の本田仁美さんという3人の日本人メンバーと、韓国で練習生生活を重ねてきた9人の韓国人メンバーで構成された。
宮脇さんは中心メンバーとなり、大人数をいかした高いダンススキルや華麗な世界観が魅力のIZ*ONEの人気を率いてきた。
しかし、一時は『PRODUCE』シリーズの投票操作問題で、活動休止状態に陥った時期もある。同シリーズでは、「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者からの投票によってデビューメンバーが決まる仕組みだが、投票結果を番組サイドが意図的に操作していたことが明らかになった。
コロナ禍では活動も限られていたが、精力的に新曲を発表してオンラインコンサートを行うなど、日本と韓国を中心にアジアで広く支持されるアイドルグループに成長した。
もともとオーディション番組発の期間限定のグループであったため、IZ*ONEは2021年4月末に惜しまれつつ活動終了。宮脇さんはその後日本に帰国し、5月にはHKT48からの卒業を発表、6月に卒業コンサートを行った。
韓国でトップクラスの人気を誇るアイドルになり、HKT48からも卒業した宮脇さん。今後の活動に注目が集まる中、2022年に、BTSが所属する韓国の大手プロダクションHYBEと契約を締結。傘下のレーベルSOURCE MUSICから6人組ガールズグループLE SSERAFIMのメンバーとしてデビューすることが決まった。
宮脇さんは最年長メンバーでもあり、「SAKURA」の名前で活動。LE SSERAFIMには、IZ*ONEからキム・チェウォンさんも合流しリーダーに就任した。さらに、日本人メンバーとしてKAZUHAさんもいる。KAZUHAさんは、幼少期にバレエを始めオランダに留学するなどバレリーナの道を進んできた中でK-POPに出会い、HYBEのオーディションに合格した。
LE SSERAFIM(ルセラフィム)というグループ名は、「IM FEARLESS」をアナグラム(文字の配列を変えることによって新しい単語や文章を作る遊び)方式により作られた名前で、「世の中の視線に動揺することなく前に進むという自己確信と強い意志」を表しているという。
5月2日に1stミニアルバム『FEARLESS』でデビュー。BTSのプロデューサーでもあるパン・シヒョクさんが、総括プロデューサーを務めた。日本の音楽番組にも出演するなどし、完成度の高いパフォーマンスが早速話題を呼んでいる。
HYBEからは、BTSの他にもTOMORROW X TOGETHERやENHYPENなど気鋭のボーイズグループが続々デビューし人気を獲得。LE SSERAFIMはHYBE初のガールズグループでもあり、どんなグループに成長するのか世界から注目を集めている。
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宮脇咲良さん、どんな人? LE SSERAFIM(ルセラフィム)で3度目のデビュー。K-POP界で注目の日本人アイドル