かの有名なウィル・スミスのアカデミー賞でのビンタが、アメリカ・ロサンゼルスのストリートアートで再現された。
しかし、ウクライナ支援を目的としたこのウォールアートでスミスのビンタを食らっているのは、コメディアンのクリス・ロックではなく、ロシアのプーチン大統領だ。スミスの口から出た吹き出しには「ウクライナを口にするな!」と書かれている。
カリフォルニア在住のESL(英語を母国語としない人たちのための英語)教師でファインアーティストであるトッド・グッドマン氏は、1GoodHombreというアーティスト名で活動しており、他のウクライナ出身アーティストと共に、この壁画をロサンゼルスのメルローズストリートにあるFame Yard駐車場の壁にペイントした。
反プーチンを示すこの壁画は、4月24日に完成した。
グッドマン氏はスミスのビンタ事件を利用し、「(事件よりも)明らかにもっと重要な戦争というテーマと、ウクライナ人が直面している人道的危機に注目を集めたい」とハフポストUS版に語った。
「ハリウッドに近いことやオスカーでのビンタ騒動を利用して戦争に注目を向け、人々の意識だけでなく人道支援のための寄付金を集めたいと思いました」
壁画の横にあるQRコードは、スキャンするとNGO団体GlobalGivingが運営するウクライナ危機救済基金に誘導する仕組みになっている。
「人々が自分の目標を達成するために暴力を使うのではなく、芸術や言語を通して感情を表現することを学ぶことができれば、世界はより良い世界になるはずです」とトッド氏は語る。
「ウクライナの人々や、プーチンの侵略によって傷ついたり被害を受けたりしている人たちの気持ちを少しでも浄化してくれることを願っています」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ウィル・スミスがプーチン大統領をビンタ!ウクライナ支援のウォールアートがLAに登場