4月2日は世界自閉症啓発デー。
「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニット「ヘラルボニー」(盛岡市)が4月5日から成田国際空港第3ターミナルと新アクセス通路を障害のある作家のアートで彩ると発表した。
プロジェクトは「Make Terminal3 Vivid」をテーマに、国内外の障害のある作家の18作品が空港内に展示される予定だ。ヘラルボニーは以前にも、成田空港でアップサイクルアートミュージアムを開催したことがある。
毎年4月2日は国連が2007年に定めた「世界自閉症啓発デー」で、世界の人々に自閉症に対する理解を深めてもらおうと各地でさまざまな取り組みが行われる。
日本では、自閉症だけではなく発達障害とあわせて理解してもらおうと、2〜8日を発達障害啓発週間と位置付けている。
自閉症のシンボルカラーは青で「癒やし」や「希望」などを表しており、ヘラルボニーのブランドカラーも自閉症のシンボルカラーから着想を得ているという。
ヘラルボニーは「自閉症のあるひと、関わりのあるひと『だけ』の啓発デーではなく、誰もが幸せに暮らすことのできる社会の実現につながる一歩を『みんなで』踏み出すための重要な日」と公式サイトで記している。
ヘラルボニーはこのプロジェクトに空港を利用する人たちの思い出を生き生きと鮮やかに彩りたいとの願いを込めた。
空港を利用する人たちが作家とのつながりを感じてもらえるよう、全国各地に在籍する作家のほか、海外に在住する作家のアート計18作品を選定し空港を彩る予定だ。
ヘラルボニーは「異彩のアートを身近に楽しみながら、空港で過ごす時間をお楽しみください」としている。
それぞれが、自分にできることは何だろうかと考え、色鮮やかな社会を作っていきたい。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ヘラルボニーが成田空港をジャック! 異彩を放つアートを身近に感じて