Appleが新型デスクトップ「Mac Studio」と、新型ディスプレイ「Studio Display」を発表しました。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple
「Mac Studio」はAppleの新しいデスクトップ型Macのラインナップで、Mac miniとMac Proの中間的な存在となっています。
高さは9.5cm、幅と奥行きは19.7cm。Mac miniを2つ重ねにしたようなサイズとデザインです。吸気口は底面にあり、背面から排気するエアフローとなっています。
チップセットとしては、「M1 Max」搭載モデルに加え、新たに登場した「M1 Ultra」搭載モデルが登場。
Appleの発表によれば、M1 Maxを搭載した「Mac Studio」は、インテル製の16コアXeonチップを搭載した「Mac Pro」に比べCPU性能が最大50%向上、GPU性能もAMD製Radeon Pro W5700Xを搭載した「Mac Pro」に比べ、3倍以上高速になるとされています。
M1 Maxを搭載した「Mac Studio」では、同じ「Mac Pro」と比較してCPU性能が最大90%向上、GPU性能は4.5倍以上高速になるとのこと。また、ProResビデオのエンコードでは28コアXeonチップ搭載のMac Proと比較して最大5.6倍高速になります。
ストレージは、最大8TBの容量に対応。さらに、最大7.4GB/sでの高速な転送が可能となっています。
「Mac Studio」は前面に、USB-Cポートを2つ、SDXCカードリーダーを搭載。背面には4つのThunderbolt 4ポートに加え、10GBイーサネットポート、2つのUSB Aポート、HDMIポート、ヘッドホンジャックを搭載しています。
通信面では、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応。「M1 Max」搭載モデルは32GB、「M1 Ultra」搭載モデルは64GBのユニファイドメモリを搭載しています。
「Mac Studio」の価格は以下の通り。
Appleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長、ジョン・ターナス氏は最後に、新チップ「M1 Ultraについて「UltraFusionアーキテクチャ、パワフルなCPU、巨大なGPU、そして圧倒的なメモリ帯域幅を持ち、Appleのシリコンの次の大きな飛躍となるものだ」と語りました。
そして、Appleシリコンの移行が順調に進んでいることについても言及し、珍しく次の製品を予感させる一言も残しています。
移行はほぼ完了し、あとひとつを残すのみです。「Mac Pro」については、また別の機会にご紹介します。
このターナス氏の発言からすると、Appleはすでに、Appleシリコンを搭載した新型「Mac Pro」を準備しているということになります。
Appleは「Mac Studio」で自社製チップの驚異的な性能をアピールしましたが、これだけでは飽き足らないもよう。Appleシリコンへの強い自信を示す、楽しみな半面で恐ろしさすら感させる一言です。
Appleは新たなディスプレイ「Studio Display」も発表しました。サイズは27インチで、TrueToneに対応した5KのRetinaディスプレイを搭載しています。
内部には「A13 Bionic」が内蔵されており、センターステージ対応の12MPカメラ、ステレオスピーカーなども搭載。背面にはUSB-Cポートが2つ、MacBook Proなどへ96W給電が可能なThunderboltポートを1つ備えています。
これらの製品の発売開始は3月18日から。予約注文は、3月11日午後10時からとなっています。購入ページはこちら。
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