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「リアルすぎる猫店員」に込めた思いが深かった…全国に出張してプリンを販売するオーナーに聞いた【猫の日】

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2月22日は「猫の日」。

しかも2022年は、「2」が6つも並ぶことから、「スーパー猫の日」と呼ばれています

猫の日にちなみ、Twitterで話題を集めたある“猫”をめぐるお話をお届けします。

イオンでネコが労働…!?

話題を集めたのは、すいか(@suikasu123)さんが2月19日に投稿したツイート。

「イオンでネコが労働してた」とのコメントとともに、白とグレーの毛を持つ猫に扮した店員が接客をしている様子を捉えた写真を投稿した。着ぐるみはリアルで、本物の猫にしか見えない…。

投稿したすいかさんはハフポスト日本版の取材に、「まさかイオンに人サイズのネコがいるとは思わず、とてもびっくりしました。さらにレジをうち、お釣りを返して接客もしていたので二重に驚きました。とても器用なネコちゃんだなと思いました(笑)」と語った。

この投稿には、「めっちゃリアル」「猫の手も借りたいとはこのことか」などのコメントが寄せられ、21.2万件のいいねが付くなど、大きな反響を呼んでいる。

保護猫がモデル…「生まれた命を守りたい」

このリアルな猫店員は一体何者なのか。猫店員が働いていたプリン専門店「坂の上の猫」のオーナー、源田晃一さんにたずねた。

源田さんによると、この猫店員は「ミクちゃん」。「アルバイト猫」として働いているという。

ミクちゃんの働きぶりはYouTubeでも発信されていて、器用に瓶にシールを貼ったり、ショーケースを拭いたりしている。

元々猫が好きだったという源田さん。現在、5匹の保護猫を飼っており、着ぐるみの「ミクちゃん」はそのうちの1匹で23歳の「ティアラ」をモデルにしたという。

着ぐるみは特注で、発注から1年ほど待って完成した。なぜ作ろうと思ったのか尋ねると、「リアルな姿で目立つので、関心を持ってもらいやすいのではないかと思いました。ミクちゃんをきっかけに、保護猫活動に少しでも関心を持ってもらえたら」と話した。

源田さんは元々日本料理の職人として働いており、2017年に「創作料理店 坂の上の猫」を愛媛県松山市にオープン。日本料理のスキルを元に作ったデザートのプリンが人気を集め、2020年に「プリン専門店 坂の上の猫」としてリニューアルした。

源田さんはプリンの売上の一部を、野良猫を保護する活動への支援にあてているという。プリンとともに保護猫活動を知ってもらいたいと、店舗販売だけではなく全国の百貨店やショッピングモールへの出張販売も行っている。

「大きなことを言うつもりはありませんが、とにかく殺処分される猫を減らしたい、生まれた命を守りたい、保護される猫を手助けしたいという思いです。小さなことでも、できることからはじめてもらえたら嬉しいです」

出張販売の予定は公式ツイッター(@sakanouenoneko1)などで確認できる。プリンは公式サイトなどから注文できるという。

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