赤地に白の水玉模様のドレスが定番の衣装のミニーマウスが、クールなパンツスーツ姿に…!
ディスニーランド・パリが発表した、パンツスーツ姿のミニーが話題を集めている。
ディスニーランド・パリは1月25日、「ステラ・マッカートニーがミニーマウス初のパンツスーツをデザインしました。ゴージャスです」とのコメントとともに、パンツスーツ姿のミニーの新デザインを公式Twitterに投稿した。
ミニーは濃いブルーのベースに黒い水玉模様のパンツスーツを着用。頭につけている、トレードマークのリボンも同じ柄だ。
デザインしたステラ・マッカートニーさんは自身のインスタグラムに、「女性史月間を記念して、ディズニーランド・パリで初のパンツスーツ姿のミニーが登場。これは長い間待ち望んでいたこと」と投稿した。
CNNによると、今回のミニーの新しいデザインは、3月に迎える国際女性デーとディズニーランド・パリの30周年を記念したプロジェクト。マッカートニーさんがデザイナーに選ばれたのは、「女性のリーダーシップのレガシー」と「サステナビリティへのコミットメント」が理由だという。
ディズニーの公式ファンクラブサイト「D23」では、マッカートニーさんは次のようなコメントを寄せている。
「ミニーは私の中で特別な存在です。私たちは同じ価値観を共有しています。私がミニーを好きなのは、彼女が幸せ、自己表現、本物志向を体現していること、そして世界中のあらゆる年齢の人々にインスピレーションを与えているからです」
「ディズニーランド・パリで初めてミニーにパンツスーツを着てほしかったので、私の象徴的なコスチュームの一つである青いタキシードを、責任を持って調達した生地を使ってデザインしました。彼女のシグネチャーである水玉を新たに取り入れたことで、ミニーマウスは新しい世代の進歩のシンボルとなります」
しかし、このミニーのパンツスーツ姿をめぐって、批判的な声も上がっている。保守的な報道で知られるアメリカのFOXニュースは番組で「彼らは彼女(ミニー)をより男性的にしている」「私たちの社会の布地を破壊しようとするものだ」と批判したという。
世界の女性リーダーたちは、パンツスーツを愛用してきた。
ドイツのアンゲラ・メルケル前首相やアメリカのヒラリー・クリントン元国務長官、カマラ・ハリス副大統領など、パンツスーツ姿が印象的だ。CNNによると、クリントン氏は、クリントン政権が終わった3年後の2004年に公開されたホワイトハウスの公式写真で論議を巻き起こした。写真の中のクリントン氏は漆黒のパンツスーツ姿で、ファーストレディーの肖像写真としては初めてだったと伝えている。
日本のSNSでも、「これを男性的と言ってる方がよくわからない。女もパンツ大好きだしかっこいいミニーちゃん」「同じスーツ着たい!」「パンツスタイルのミニーちゃんかっこかわいい」など好意的な声が上がっている。
ミニーは2019年にも、「船長」として海員服を着た際に「パンツ姿」を披露したことがあるという。ミニーは“女の子らしさ”を強調するべきではなく、これからも様々な服を着て、“ミニーらしさ”を表現していってほしい。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ミニーがパンツスーツを着てはダメなの?ディズニーランド・パリが発表した新デザインが話題に