スーパーのソーセージ売り場でよく見かける、巾着型のパッケージ。プラスチック削減のため見直す動きが加速しそうだ。
一般社団法人「日本食肉加工協会」と「日本ハム・ソーセージ工業協同組合」は1月26日、巾着型のパッケージの切り替えを、業界全体で進めていくと発表した。
巾着型の見直しについては、「日本ハム」(大阪市)が1月21日、主力商品「シャウエッセン」について、新たなパッケージを2月1日から発売すると発表。同社によると、袋の上部を縛る部分がなくなり、袋が小さくなることで、プラスチックの使用量は重量ベースで28%削減につながるという。当面は巾着型も店頭に並ぶが、順次新しいパッケージに切り替えていく方針。
日本ハムによると、シャウエッセンは1985年の発売当初から巾着型のパッケージを中心に販売してきたという。
そもそもなぜ巾着型が定着してきたのだろうか。
日本ハム・ソーセージ工業協同組合の担当者によると、スーパーの売り場での見栄えの良さなどから、消費者に好評だったため、1980年代以降に複数の企業に採用され、定着していったという。
切り替えによって、プラスチックの削減や輸送面での負荷の減少効果も期待されている。
パッケージの切り替えは最終的には各企業の判断になるというが、「多くの企業が4月末までには取り組み、新たな包装袋での提供が実現するものと思われる」としている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ソーセージの『巾着袋』、そもそもなぜ定着?プラスチック削減で見直す動き