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「情けない」。“彭帥さんはどこ”Tシャツ着用禁止の全豪オープンに、テニス界のレジェンドが嘆き

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中国の女子テニス選手、彭帥(ほう・すい)さんが、中国の元最高指導部メンバーから性的関係を強要されたと告発したあと、一時行方不明が懸念された問題で、全豪オープンテニス主催者は、会場での彭帥さんを支持するTシャツの着用を禁じた。

これに対し声を上げたのは、四大大会通算18勝を誇る女子テニス界のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワさんだ。ナブラチロワさんはTwitterで大会側の対応を「情けない」と批判した。

マルチナ・ナブラチロワさん(資料写真)

■抗議が相次ぐ

ESPNによると、全豪オープンの会場で観客が「Where is PengShuai?(彭帥さんはどこ?)」とプリントされたTシャツを着ていたところ、警備員や警察官から着用をやめるよう求められた。

この様子を捉えた動画はTiktokなどにアップされ、「ここはメルボルンか?それとも北京か?」という字幕が添えられている。

大会側は禁止した理由について「いかなる政治的な声明も掲示してはならない」ことをあげたという。

この対応に抗議したのがナブラチロワさんだ。1月23日に自身のTwitterで、「情けない。WTA(女子テニス協会)はこの件ではっきり孤立している」と投稿。「#WhereisPengShuai」のハッシュタグも添えた。

彭帥さんをめぐる一連の問題では、WTAが中国国内で実施される全ての試合を中止するなど、中国側に明確な立場を示し続けている。

ナブラチロワさん以外にも、Twitterでは抗議の声が相次いでいる。ESPNのマット・ウォルシュ記者は動画を添えたうえで「興味深いことに、ジャーナリストは彭帥さんについてプレイヤーに質問できるが、ファンは許されていないようだ」と皮肉った

またフランスのニコラ・マユ選手は「何が起きているんだ。なんて勇気が足りないんだ。中国のスポンサーがいなかったら、どんな対応をとっていたんだ」とツイートした。

人権活動家のドリュー・パブロフさんは、警備員や警察官が「彭帥さんはどこ?」とプリントされたTシャツを脱ぐように求める様子を投稿している。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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