雪が降ると不安なのが、雪道を歩くこと。気温が下がると、路面凍結の恐れもあります。転倒し事故につながる可能性もあり、雪道を歩くときは十分な注意が必要です。
どんな点に気をつければ良いのでしょうか。
「ウインターライフ推進協議会」が公開している冊子「ころばんっ【保存版】」では、以下のように注意点がまとめられています。
歩幅が大きいと足を高く上げなければならず、体の揺れが大きくなって転倒しやすくなります。
道路の表面が氷状の「つるつる路面」では、小さな歩幅で、足の裏全体を地面につけて歩く「すり足」のような歩き方が有効です。
余裕をもって歩くことで、滑りそうな道を見分けながら歩くことができます。
雪道を歩く時は、ピンや金具付き、深い溝のある靴底がおすすめです。ただ、状況によってはピン・金具付きや深い溝の靴底でも滑りやすいため、注意が必要です。
また、さまざまな路面に有効な柔らかいゴム底、滑り止め材入りのゴム底も、持っていると便利です。
「ころばんっ」では、以下のような場所に注意するよう呼びかけています。
特に都心で気をつけたいのが、駅の階段、タイル張りの通路、電車内の床など。つるつるとしており、濡れているととても滑りやすいです。
ついつい家路を急いだり、油断をしていると、ツルっと滑ってしまう…なんてことになりかねません。
「ころばんっ」では、以下のような状態で雪道を歩くと転倒のリスクが上がるとして、注意を呼びかけています。
・急いでいる
・ポケットに手を入れて歩く
・両手がふさがっている
・何かに気を取られている
・雪道に合わない靴を履いている
・お酒を飲んでいる
東京消防庁によると、毎年12月から3月までの期間は、積雪や凍結路面により滑って転倒する事故などによる救急事故が多くなります。
クッション材が使われた保護帽や、転倒した時に下半身への衝撃をやわらげる保護プロテクターのほか、身体を支える杖などの転倒防止用具もあります。
心配な方は、転倒防止グッズを使うようにしましょう。
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