「農家から切実なお願い。 カットされた白菜は内側から使ってください!」
お鍋が美味しい冬に大活躍の白菜。この白菜について、ある農家が投稿したツイートが注目を集めています。
そこに書かれていたのは、こんな内容でした。
「カットされた白菜は
内側から使ってください!
内側から使ってください!
内側から使ってください!
その方が鮮度が長持ちします!
内側から食べることで外葉に栄養や旨味がとどまるので、最後まで新鮮に美味しく食べられるのです。
ぜひ内側からお召し上がりください!」
【農家から切実なお願い】
カットされた白菜は
内側から使ってください!
内側から使ってください!
内側から使ってください!その方が鮮度が長持ちします!
内側から食べることで外葉に栄養や旨味がとどまるので、最後まで新鮮に美味しく食べられるのです。
ぜひ内側からお召し上がりください! pic.twitter.com/q1vRjCeT00
— マノマノ🌾 (@manomano_farm) December 25, 2021
ツイートしたのは、長野県内で無農薬野菜や有機野菜を生産し、全国の家庭に宅配している農家のマノマノさん(@manomano_farm)。
12月25日に投稿したツイートは、27日時点で5.6万回以上リツイートされ、17万件以上の「いいね」がついています。
大きな葉っぱがついた外側から食べていた…という人も多いのではないでしょうか? かくいう筆者も、その一人。
なぜ、内側から食べた方がいいのでしょうか? マノマノさんに詳しく聞いてみました。
なぜ「内側」から食べるべき?⇒白菜は収穫後も生長するため
マノマノさんによると、白菜は収穫された後も生長をつづけます。
そして、外側の葉から、内側の中心部にある「生長点」に向けて、栄養を送り続ける性質があるそうです。
「白菜は収穫されても生きていますので、収穫されて命の危機を覚えると花を育て、種を作り、次世代へと命を繋げていこうとします。
内側の一番真ん中にある、小さい葉っぱの部分に『生長点』があります。この部分へ、外葉にある栄養をどんどん流そうとするのです。
『内側から食べる(=生長点をカットする)』ことによって、それ以上は成長できなくなるため、外側の栄養や水分が内側に移ってしまうのを防げるということです」(マノマノさん)
カットされた白菜では、内側から使った方が、外側の葉の栄養が保たれ、美味しさがキープできるそうです。
カットされていない丸ごとの白菜の場合は、「半分に切って内側から食べる」方が、美味しさや鮮度が長持ちすると言います。
白菜をおいしく保存するには?
ちなみに、カットされていない丸ごとの白菜は、新聞紙に包み、0℃〜5℃で保存すれば長期保存が可能です。
カットされた白菜は長期の保存は難しいため、内側から使いつつ、ラップにくるんで冷蔵庫で保存するのがベストだそうです。
◇
年末年始も大活躍しそうな白菜。「知らなかった!」という方は、今後ぜひこの食べ方を試してみてくださいね。
<執筆、取材:生田綾>
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
知らなかった…!「白菜は『内側』から食べてください」 農家のツイートに衝撃広がる