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・2000年の大晦日に起きた
・子供2人を含む一家4人が全員滅多刺しにされていた
・犯人は犯行後も現場に数時間居座り、パソコンでネットサーフィンしたあと冷蔵庫の麦茶を飲みメロンとソフトクリーム4個を食べたことが明らかになっている
・犯人の指紋は至るところに残っていたが過去の犯罪者のデータと合致しない
・犯人は犯行中に負傷しており、血液からは向精神薬や風邪薬、覚せい剤などの薬物反応は出ていない。また、たばこも吸わない人物である
・金目のものや現金が手付かずで残されていた
・殺害時かは不明だが、犯人が階段の移動時に壁に背中をつけるなどして、軍隊などで習うような横歩きをしていたことが足跡からわかっている
・女性被害者は何度も刺されていたという情報もあり、被害者の性別によって殺され方が異なっていた可能性もある。死後も執拗に何度も刺していることが明らかになっている。
・アイスはスプーンを使わず、握り潰し絞り出すような形で食べられた痕跡が残っていた
・犯人は被害者宅のトイレを使用しており、残されていた大便の一部からインゲンとゴマ、野菜の胡麻和えが検出された。

「私は当時、世田谷区内で焼き肉店を経営していました。Hはアルバイトとして厨房で働いていました」（Aさん）

　警察は、店の常連客からHに関する話を聞いて、連絡してきたという。

「その常連客は、『事件発覚翌日となる2001年の元日に、祖師ヶ谷大蔵の商店街で犬を散歩させていたら、Hが手に包帯を巻いて歩く姿を目撃した』と最近になって警察に告げたそうなんです」（Aさん）

　犯人は、犯行時に手を負傷していたことがわかっている。事件発覚翌日に手に怪我を負っていた “包帯男” には当然、疑いの目が向けられるわけだ。