トランスジェンダーを公表した元サッカー女子日本代表の横山久美さんが11月23日、アメリカで結婚したことを発表した。パートナーのなみさんと結婚許可証を手に持つ写真をInstagramで公開し、「私事ですがアメリカで入籍したことを報告させて頂きます」と報告した。
横山さんは東京都多摩市出身の元日本代表選手で、現在はアメリカの女子プロサッカーチーム、ワシントン・スピリットでプレーしている。
6月に同じく日本代表選手として活躍した永里優季さんのYouTubeチャンネルに出演し、トランスジェンダーであることを公表。
「将来、サッカーを辞めて男になって生きていきたい」と明かし、自身のジェンダーアイデンティティ(性自認)に気づいた経緯やパートナーへの思いなどについて、率直な思いを語っていた。
横山さんはその後、パートナーのなみさんとYouTubeチャンネルも開設。2人の出会いや馴れ初め、日常の様子などを発信している。
10月にはInstagramで、なみさんへのプロポーズが成功したことも明かしていた。サッカー場で跪き、なみさんに指輪を渡す写真を投稿。「She said “YES”!!
Thank you for everyone!!(彼女はイエスと言いました!! みんなありがとう!!)」と喜びをつづっていた。
プロポーズから約1カ月が経ち、アメリカでの結婚を報告した横山さんとなみさん。Instagramの投稿では、日本では結婚許可証が「無効」であることについても触れ、「少しでも発展していくことを願っています」との思いもつづった。
「もちろん日本では無効ですが、少しでも発展していくことを願っていますし、たくさんの方々に日本の現状を知って頂きたいと思い報告しました。そしてこれからもより一層身を引き締めて頑張るので応援よろしくお願いします」
投稿には、結婚を祝福するコメントが寄せられている。
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横山久美さん、アメリカで結婚。トランスジェンダーを公表、「日本の現状を知って」と呼びかけも