作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなったことが11月11日、明らかになった。
訃報が伝えられると、親交のあった著名人らから悼む声が上がった。その死を悼み、つづられた寂聴さんとの思い出話は、どれも温かいものばかりだった。
作家の村山由佳さんは自身のTwitterで、寂聴さんと会った後の別れ際に、「今度はぜひ彼氏連れて遊びにいらっしゃい。大丈夫よ、とらないから」と声をかけられたことを明かした。
瀬戸内寂聴さんの訃報、信じられない。ずっとずっと生き続けて、私たちのうんと先の世界を見せて下さる方だと思っていた。
何年も前の秋、寂庵にお邪魔した時のお別れの言葉が今も胸に残ってる。
「今度はぜひ彼氏連れて遊びにいらっしゃい。大丈夫よ、とらないから」
ご冥福を心よりお祈り致します。— 村山由佳(時々もみじ) (@yukamurayama710) November 11, 2021
俳優の梅沢富美男さんも自身のTwitterで、寂聴さんと笑顔で映った写真を添えて悼んだ。
寂聴さんの言葉に触れ、「寂聴さんは『私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです 挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になります』と言っていました」「悲しくてなりません」とつづった。
寂聴さんは「私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです 挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になります」と言っていました
悲しくてなりません
僕もそう遠くない未来に合流するでしょうから生前果たせなかったフランス行きのお約束覚えていていてください
ご冥福をお祈りいたします pic.twitter.com/ag20uJM3PI
— 梅沢富美男 (@umezawatomio) November 11, 2021
ミュージシャンの水野良樹さんはTwitterで、ライブの楽屋に寂聴さんが訪れた時の思い出を明かした。
舞台を降り、楽屋に戻るとそこに瀬戸内寂聴さんが立っていた。どーんと。まるで我が家に迎え入れるみたいな顔で。初対面なのに。俺らの楽屋なのに(笑)「あんたたち舞台降りると子供みたいな顔してるね!」と破顔。笑顔とパワーの余韻が記憶の中でずっと明るいまま。
ある日の大阪城ホールでのライブ。舞台を降り、楽屋に戻るとそこに瀬戸内寂聴さんが立っていた。どーんと。まるで我が家に迎え入れるみたいな顔で。初対面なのに。俺らの楽屋なのに(笑)「あんたたち舞台降りると子供みたいな顔してるね!」と破顔。笑顔とパワーの余韻が記憶の中でずっと明るいまま。
— 水野良樹 (@mizunoyoshiki) November 11, 2021
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瀬戸内寂聴さんとの思い出がどれも温かい。訃報に各界から悼む声上がる