立憲民主党の枝野幸男氏は11月2日、衆院選で同党の議席数が公示前より下回ったことを受け、代表職を辞任する意向を示した。
執行役員会の冒頭で表明。「新しい代表のもと、新しい体制を構えて来年の参議院選挙、そして次の政権選択選挙に向かっていかなければならないということを決断いたしました」などと述べた。
野党共闘の敗北、厳しい選択迫られる
NHKの開票速報によると、10月31日投開票の衆院選で、立憲民主党は公示前の109議席を96席に減らした。
立憲、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の5党は、全選挙区のうち7割を超える210以上の選挙区で候補者を一本化。「野党共闘」で挑んだものの、その結果は不振に終わった。朝日新聞デジタルによると、一本化した選挙区で当選した候補は、野党系無所属を含めても29%だった。
議席を減らしたことに加え、辻元清美副代表が小選挙区で日本維新の会・池下卓氏に敗れ、比例復活もかなわず落選が確実になるなどの打撃も受けた。
一方、野党共闘から距離を置いた日本維新の会の躍進が目立った。特に本部を置く大阪府では圧倒的で、候補者全員が当選し、15議席を獲得した。
マスコミ各社は、結果を受け、福山哲郎幹事長らが引責辞任の検討に入ったと報道。枝野氏の進退についても、11月2日までに判断を下すと報じていた。
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立憲・枝野幸男代表、辞意を表明。「決断いたしました」