「まるでバンビ」体長20センチの珍しい「マメジカ」が誕生。英動物園は「個体数の維持に重要」と歓迎

イギリスのブリストル動物園で、希少動物とされる「マメジカ」の赤ちゃんが生まれた。野生のマメジカは急激に減少しているといい、動物園は「個体数を維持するために非常に重要」と喜んでいる。

ブリストル動物園の公式Twitterは10月18日、その4週間前に生まれたというマメジカの赤ちゃんの写真を投稿し、「まるでバンビのように見えるかもしれません」と紹介した。

赤ちゃんはオーティスと名付けられた。体長はわずか20センチ、体重は430グラム。

コトバンクによると、マメジカは「ネズミジカ」とも呼ばれ、イノシシ科とシカ科の中間形をなし、形態は3000万年の間あまり変化していないとされる。世界最小の偶蹄類だという。

ブリストル動物園によると、マメジカはシカとは遠縁にあたり、東南アジアのジャワ島の森などに生息している。 ブリストル動物園で過去10年間に生まれたマメジカは、オーティスで3番目。同園では、世界の他の動物園と協力して、個体数の維持に努めている。

スタッフによると、オーティスは活発に動き回っている。静かに観察していると、その姿を見られる可能性が高いという。

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