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新型『iPad mini』の一部モデルで、ゼリースクロールと呼ばれる現象が顕著に発生していることが指摘されています。
Source:MacRumors, Ars Technica, <a href="https://www.theverge.com/2021/9/28/22698590/apple-ipad-mini-jelly-scroll-issue-response-fix-lcd-technology" target="_new"The Verge, Apple
*カテゴリー:テクノロジー technology
『iPad mini』に表示が崩れてしまう“ゼリースクロール”現象が発生
ゼリースクロールとは、リフレッシュレートの不一致により、画面の片側の文字や画像が下に傾いて見える現象のことです。この現象は、ディスプレイの片側がもう片側よりも速く反応しているように見える原因となり、一度気づくと非常に気になるものだと『9to5Mad』は指摘しています。
実際の症状は、Dietar Bohn氏による以下のスローモーション動画で示されています。
Here is is slow-mo video of scrolling on the iPad Min i slowed down EVEN MORE in a frame-by-frame step through. Notice how the right moves up faster than the left.
In normal usage you barely see it, but every now and then it become noticeable. In landscape it goes away entirely pic.twitter.com/iq9LGJzsDI
— Dieter Bohn (@backlon) September 22, 2021
Appleはこれについて、海外メディア『Ars Technica』に、このゼリースクロールは液晶ディスプレイの正常な動作であると説明しています。
Apple社からの回答によると、第6世代iPad miniの“ゼリリースクロール”の問題は、液晶ディスプレイの正常な動作であるとのことです。液晶画面は1行ごとに更新されるため、画面上部の行と下部の行が更新されるまでにわずかな遅延が発生します。そのため、iPadのようなスクロールムラが発生することがあります。(Ars Techica)
しかし『MacRumors』 によれば、新型『iPad mini』では、『iPad Air』や同時期に発売された第9世代の『iPad』など同じ液晶ディスプレイを搭載した他のiPadに比べても、ゼリースクロールが顕著に現れているとのこと。
またテック系メディア『The Verge』は、iPadの上位モデルや、私が持っていた前世代の『iPad mini』(新モデルよりもかなり安い価格で販売されていた)では、ジェリースクロールを回避できていたのに、Appleがこれを気にしていないのも珍しいとコメントしています。
前述の通り、Appleはこの現象を不具合とは認めていないため、この問題が起きた端末を交換・修理することはできません。しかしAppleは14日間の返品期間を設置しているため、どうしてもゼリースクロールが気になる方は、その間であれば返品することができます。
損傷のない製品については、領収書の原本(またはギフトレシート)と、ご購入時の製品パッケージのすべて(本体および同梱のアクセサリ類)を、製品の受け取り後14日以内にご返品いただければ、交換、またはご購入時のお支払い方法に基づいてご返金します。(Apple)
詳細な条件等はApple公式サイトにて確認できます。
Source: AppBank
新型『iPad mini』の画面に発生する“ゼリースクロール”現象とは?Appleは不具合ではないと声明、返品方法も解説