『ゴルゴ13』などの代表作で知られる漫画家、さいとう・たかをさんが膵臓がんのため9月24日に死去した。84歳だったという。さいとう・プロダクションの公式Twitterが29日に発表した。新型コロナ感染症の状況を考えて葬儀は「親族のみで執り行いました」と報告している。
さいとう・プロダクションの公式サイトによると、国籍・年齢・本名すべてが不明の暗殺者、デューク東郷が主人公の漫画『ゴルゴ13』は1968年11月から「ビッグコミック」(小学館)で連載している。7月5日には単行本201巻がリイド社から刊行され、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス世界記録を「こち亀」から更新したばかりだった。
ビッグコミック編集部は「訃報:さいとう・たかを氏 ご逝去」とツイートした後、「……だが、物語は続く」とTwitterで声明を出した。
声明の中で、さいとうさんは脚本協力・作画など各分野をプロフェッショナルが担当する分業体制に力を入れていたとした。そして生前から、「自分抜きでも『ゴルゴ13』は続いていってほしい」という希望だったと明かした。
「今後は、さいとう・たかを氏のご遺志を継いださいとう・プロダクションが作画を手がけ、加えて脚本スタッフと我々ビッグコミック編集部とで力を合わせ『ゴルゴ13』の連載を継続していく所存です」と書かれている。
https://twitter.com/bigcomic_mg/status/1443063789834805254?ref_src=twsrc%5Etfw
Source: ハフィントンポスト
「だが、物語は続く」さいとう・たかをさん死去も『ゴルゴ13』連載継続へ