スコットランド・プレミアシップのセルティックに所属する古橋亨梧(きょうご)選手(26)に対する人種差別行為があったと複数の英メディアが報じ、セルティックは8月22日、「本当なら、Kyogo(亨梧)に向けられたおぞましく情けない人種差別行為で、厳しい非難に値する」との談話を出した。
セルティックはまた、「残念ながら、近年、多くのセルティック所属の選手が同様の人種差別被害に遭っている。開かれたクラブとして、私たちはいかなる形の人種差別にも徹底抗議し、Kyogoを全面的に支える」と公式Twitterに綴った。
英BBCなどによると、問題の動画がSNSで拡散したのは8月22日。
この日あったロス・カウンティ戦に勝利したレンジャーズのサポーターが移動中のバス車内で、古橋選手に向けたとみられる人種差別的な歌を歌い、アジア人を揶揄する差別的ジェスチャーである、目をつり上げる行為をしたという。レンジャーズは8月29日にセルティックとの試合が予定されている。
レンジャーズは報道を受けて、関与したサポーターを特定する調査を開始したと発表。広報担当者が「レンジャーズはあらゆる形の人種差別と差別行為を非難する。このような行為に加担する者は、私たちのクラブを体現する者でも、いかなる時も我々に寄り添う熱心なサポートを体現する者でもない」とする談話を出した。
日本代表FWの古橋選手は2021年夏にJ1神戸から移籍したばかり。8月8日のダンディー戦で3得点を挙げるなど、これまでに出場した7試合で6得点の大活躍を見せている。
Source: ハフィントンポスト
「おぞましく、情けない」。古橋選手への人種差別にセルティックが徹底抗議