福岡県、長崎県、佐賀県、広島県に発表されていた大雨特別警報は、15日(日)6時10分に全て警報に切り替えられました。
雨は小康状態であるものの、これまでの4日間で降った雨の量が記録的であるため、引き続き災害の危険度が高い状況です。自治体の発表している避難情報等に従うようにしてください。
さらに今日15日(日)夜以降は再び雨が強まる予想ですので厳重な警戒が必要です。
11日(水)から15日(日)4時までの期間雨量は、佐賀県嬉野市のアメダス嬉野で1024.0mmを観測。このほか福岡県、長崎県など広い範囲で総雨量800mm以上の記録的な大雨となっています。
雨が小康状態となった現在も土砂災害の危険性が広範囲で高くなっていて、少しの雨が降っただけでも災害が発生する危険性が高い状況といえます。崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。
九州北部では今日昼間も小康状態が続きますが、今夜以降再び雨が強まる見通しです。
前線が南下するため、今日15日(日)昼間は関東など太平洋側の各地で雨が強く降る予想です。
未明から強い雨の降っている関東では、一部の地域に大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されています。今日いっぱい激しい雨に警戒が必要です。
今日15日(日)夜以降は再び前線の北上が予想され、18日(水)頃にかけて大雨の続くおそれがあります。前線は週後半にかけて本州付近に停滞する予想で、影響がさらに長引く可能性もあります。
今後新たに降る雨量は、西日本や東日本の一部で200mm以上、九州の多い所では300mmを超える予想となっています。すでに災害が発生している上に、再び大雨が予想されるため、被害の拡大に最大限の警戒が必要です。
九州の一部では、2018年のいわゆる「西日本豪雨」を上回るほどの雨量になっており、大規模な災害が複数の地域で発生することが懸念されます。
最新の気象情報や、自治体からの避難情報を小まめに確認し、逃げ遅れる前に危険な場所から避難が出来るように心構えを高めるようにしてください。「自分は大丈夫」という心理が働きやすくなるため、避難の際は周囲の人とも声を掛け合い、遠方に住む家族などにも避難を呼びかけるなども有効です。
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Source: ハフィントンポスト
九州・広島の大雨特別警報を警報に切替 災害危険度は依然高い状況