突然の人員縮小…韓米合同演習がさらに縮む 8/7(土) 11:59配信 朝鮮日報日本語版 韓国軍当局が6日、韓米合同演習への参加を準備している一部の陸海空軍および海兵隊の各級部隊要員に「来るな」という指示を下したことが分かった。また、韓米軍事作戦の核心である反撃訓練は省略する可能性が浮上している。今回の合同演習は、当初から例年より規模を縮小して「コンピューターシミュレーション」形式でのみ実施する予定だったが、それすらも「半分の半分」へとさらに削られ、有名無実化されるのだ。韓国軍は、表向きは「コロナの状況」を理由に挙げているが、結局は北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)氏の「合同演習は面白くない前奏曲になるだろう」という警告以降、与党側から起こった「演習延期」要求に押されたものとみられる。米国の朝野からは「金正恩(キム・ジョンウン)が韓米関係の弱体化を狙っているのに、韓国はやり過ごしている」という懸念が出ている。 韓国軍は、韓米事前演習の性格を持つ「危機管理参謀訓練」(CMST、今月10日-13日)まであと四日という時点で、突如「人員縮小」を強行した。米国本土から戦時増員演習(RSO)のため韓国入りする人員も最小限に制限したといわれている。訓練計画の樹立が完了し、韓米指揮官のセミナー、戦術討議が進んでいる状況で要員に「参加取り消し」を通知するという前例のない措置に対し、韓国軍内部からも「でたらめだ」という反応が起きている。 … イム・ホヨン元韓米連合司令部副司令官は「こうして少しずつ演習の規模を縮小したら、いずれは演習そのものが意味を無くす段階にまで至るだろう」と指摘した。経済社会研究院外交安保センターのシン・ボムチョル・センター長は「韓米同盟が手の施しようもなく損なわれている」と語った。 事実上「金与正の下命」に基づいて韓米合同演習がまたも形骸化されることに対し、米国側からは批判が相次いでいる。安全保障目的の軍事演習が政治の論理で損なわれたら、非核化はさらに遠のき、北朝鮮に利用される空間ばかりが拡大するのだ。ホワイトハウスのアジア上級部長を務め、現在は戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長のマイケル・グリーン氏は6日、「ボイス・オブ・アメリカ」のインタビューで「文在寅(ムン・ジェイン)政権は、北朝鮮との対話をスタートさせるため合同軍事演習を中断したり北朝鮮支援を提供したりといった重大な妥協をするよう米国を説得する上で、大きな困難に直面するだろう」と語った。不拡散・軍縮担当の国務省特別顧問を務め、現在はブルッキングス研究所上級研究員のロバート・アインホーン氏も最近「北朝鮮が、切迫した経済事情ゆえに韓国へ支援を請うているのか、韓米合同演習など北朝鮮にとって脅威となりうる活動を中止させるため、文大統領の切迫感を利用しようとしているのか、問いただしてみなければならない」と語った。エバンス・リビア元筆頭国務次官補代理は「北朝鮮は事実上の核保有国として残っていくことに力を注いでおり、こうした状況は核問題進展の可能性をほとんど不可能にしている」と語った。 … 学びがある! 3 分かりやすい! 2 新しい視点! 2 https://news.yahoo.co.jp/articles/4963fc58321186cb3e26b715154b03c8f3b7b891 文在寅は韓国を北朝鮮にプレゼントしようとしている 韓国政界からも「安全保障を放棄するのか」という懸念の声が上がった。保守系最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表は、演習縮小・延期論について「慨嘆すべき」とし、ユ・スンミン元議員は「真に平和を望むのであれば、北朝鮮の挑発の野望をくじいて戦争を防ぐ韓米合同演習をきちんとやるべき」と語った。
Source: News U.S.
【速報】米韓軍事演習さらに規模縮小 在韓米軍撤退へ