部活動として、eスポーツに取り組む高校が全国で広がっている。福井市の仁愛女子高でも昨年10月、eスポーツ部が発足。全国高校eスポーツ選手権(毎日新聞社など主催)を例にみてみると、出場者は男子高校生が圧倒的に多い状況にあり、女子高でeスポーツ部が誕生するのは全国的に珍しいだろう。
仁愛女子高の部員は現在、12人。校舎の3階にある広報室が放課後、練習場所となる。eスポーツ部顧問の下野博之先生(51)が学校の広報担当を務めている関係で、昨年10月の創部時に急きょ、広報室が「部室」へと変わった。今後、光回線の工事を施すことも決まっており、下野先生は「部員も増えているので、後にはひけません」と笑いながら言う。
部の特徴は、明るく、笑顔が絶えないことだ。部長の村美優さん(3年)を中心に、笑いが起こり、練習風景はまるで女子会のようだ。ただ、笑いの裏で実力アップを果たすため、熱い議論を重ねているという。シューティングゲーム「フォートナイト」で2年の後輩とペアを組む副部長の広浜心晴(こはる)さん(3年)は「学年は違っても対等に、お互い率直に指示を出し合っています。部員たちのコミュニケーション能力が上がっていると感じます」と話す。下野先生も「見た目は同好会のような雰囲気ですが、生徒たちは真剣なのがわかります」と部員たちのやる気に驚く。
一方でハンディも抱えている。部員12人に対し、広報室にあるゲーム用パソコン(PC)は6台で、全員そろっての練習は難しい。最新鋭のPCが人数分そろっているeスポーツ強豪校とは設備面で差がある。しかし、部員たちはローテーションを決めてPCを使うなど工夫しながら練習に打ち込んでいる。練習以外の時間には、プロ選手の試合動画を見て研究している。
そもそも、なぜ女子高にeスポーツ部が誕生したのか?
福井県内でeスポーツの普及に取り組む「県eスポーツ連合」が昨年、県内の高校を対象にeスポーツ部の立ち上げを呼びかけた。そこで、仁愛女子高側が部員を募集したところ、村さんら8人が集まり、4月に1、2年生が加わった。
「はじめは学校で子どもたちがゲームをすることへの違和感もありました」と下野先生。しかし「茨城国体の文化プログラムにeスポーツが採用されたことや大規模な世界大会の存在を知り、『時代が変わったんだ』と思うようになった」と気持ちが変化した。
体力面などで大きな差が生まれないのがeスポーツの魅力でもある。2年の漆崎沙良さんは「(過去)バドミントンを6年間やってきたが、それよりもeスポーツは頭脳を使う。男女差はあまり関係ない」と言い、村さんも「性別ではなく、実力が大切。プロチームに所属する女性選手もいる」と語る。
部員たちの目標は、全国高校eスポーツ選手権など全国レベルの大会で優勝を飾ること。高い志を持った「ゲーム女子たち」が各大会を席巻する時代が近い将来、やってくるかもしれない。
https://mainichi.jp/articles/20210727/k00/00m/050/057000c
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https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1627791441/
Source: 爆NEWゲーム速報
【驚き】女子高初の「eスポーツ部」設立!!