オリンピック野球、決勝トーナメントの日程と対戦相手は?37年振りの金メダルを目指す

東京オリンピックの野球で、日本代表チームはグループAの1位で予選リーグを通過した。

決勝トーナメント「ノックアウトステージ」の初戦は8月2日で、グループBの1位アメリカと対戦する。

<決勝トーナメント第1試合>
日本 vs アメリカ:8月2日(月)19時〜

日本の先発は田中将大投手が今大会初登板。アメリカはシェーン・バズ投手がマウンドに立つ予定だ。

決勝トーナメントで3連勝すれば金メダルを獲得できるが、敗者復活戦もあり、 最初の試合で敗れても金メダルの可能性は消えない。

<決勝トーナメント表>

2日のアメリカ戦で勝った場合、日本は準決勝に進む。

負けた場合は、第2ラウンド敗者復活戦に進み、第1ラウンド敗者復活戦の勝者と対戦する。

日本代表に選ばれた選手は?

日本代表チームを率いるのは、13年前の2008年の北京オリンピックに選手として出場した稲葉篤紀監督だ。

今回のオリンピックで登録できる選手数は24人。選ばれた中で、これまでオリンピックを経験しているのは田中将大選手のみだ。

24人のうち、投手陣ではパリーグ防御率トップの山本由伸選手や、セリーグトップの青柳晃洋選手が選ばれている。

さらに抑え投手には、39試合連続無失点記録を作った平良海馬選手や、ルーキーながら開幕からの連続試合無失点記録22を打ち立てた栗林良吏選手が控えており、心強い。

打撃陣では、吉田正尚選手や坂本勇人選手、柳田悠岐選手など、日本のプロ野球の強豪打者が顔を揃える。

さらに21歳とチーム最年少ながら、今季セリーグで26本塁打を打っている村上宗隆選手がこれまでの試合で8番をつとめており、1番〜9番まで勝負強い選手たちが並ぶ。

アメリカチームの選手たち

アメリカチームには、DeNAベイスターズに所属するタイラー・オースティン選手、ヤクルトスワローズのスコット・マクガフ選手、ソフトバンクホークスのニック・マルティネス選手がいる。

普段、会場の横浜スタジアムを本拠地としているオースティン選手は、7月30日の対イスラエル戦ではホームランも放っており、手強い相手となりそうだ。

また、アメリカを率いるマイク・ソーシア監督は、大谷翔平選手が在籍しているエンゼルスの監督を2018年まで務めており、大リーグや大谷選手ファンには馴染みのある顔かもしれない。

東京オリンピック野球のルール

東京オリンピックの試合は、プロ野球など通常と野球の試合と同じ9イニングで行われ、DH制度が採用されている

9回で勝敗が決まらず延長になった場合は、1塁と2塁に走者を置いてスタートする「タイブレーク」で攻撃を開始する。

また5回で15点差、7回で10点差開いた場合は、コールドゲームとなる。

さらに、ランナーがいない場合、ピッチャーは捕手の返球を受けてから20秒以内に投球しなければならないルールがある。

違反した場合は1回目は警告で、2回目以降は相手チームのバッターにボールカウントが1つ追加される。

さらに、監督や投手コーチマウンドに行く場合は30秒以内、ピッチャーの交代とイニング間の攻守交代は90秒以内という時間制限がある。 

37年振りの金メダル

野球の日本男子は、現在世界ランク1位。オリンピックに参加している他の5カ国を見ると、韓国が3位でアメリカが4位、メキシコ5位、ドミニカ共和国7位、イスラエルは24位だ。

野球は、1984年ロサンゼルス大会と1988年ソウル大会で公開競技として実施され、1992年バルセロナ大会から正式競技に採用された。

それ以後2008年北京大会まで5大会連続で実施されたが、2012年ロンドン大会と2016年リオデジャネイロ大会では正式種目から除外された。

しかし東京2020大会では、開催都市提案による追加種目として、オリンピックに13年振りに復帰した。

日本代表チームは公開競技だった1984ロサンゼルス大会で金メダルを獲得したが、正式競技になった後は、バルセロナ大会で銅、アトランタで銀、アテネで銅メダルと、金メダルからは遠ざかっている。直近の北京大会では3位決定戦でアメリカに敗れて、メダル獲得はかなわなかった。

地元開催となった東京2020大会で、普段は別々のチームで対戦している24人の選手たちが、37年振りの金メダルを目指す。

※記事は試合結果とともにアップデートします。

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Source: ハフィントンポスト
オリンピック野球、決勝トーナメントの日程と対戦相手は?37年振りの金メダルを目指す

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