全日程を終え、過去最多の5つの金メダルを獲得した東京オリンピックの柔道男子。
チームを率いた監督・井上康生さんに、自身の子どもたちから“あるプレゼント”が贈られた。その贈り物に、感動の声が広がっている。
「パパおりんぴっくがんばりました」 康生さんに贈られたものとは?
子どもたちからの贈り物は一体何だったのか。
井上監督の妻・東原亜希さんは8月1日、自身のインスタグラムで2人の子どもが工作した手作りの金メダルの写真を投稿した。
亜希さんは「メダルをもらえないパパに工作大好き子供たちから高価なメダルのプレゼント。双子からは、パパおりんぴっくがんばりました、と総監督のようなコメント」などと綴り、金メダルは子どもたちの手作りであると説明。
続けて、「今回は私(亜希さん)や子供がコロナになり皆さんに迷惑かけるわけにはいかないというプレッシャーの中、子供たちにも我慢をさせることが多かったけれど、4人とも頑張ってくれました、子供たちへも、ありがとう」と子どもたちにも感謝の気持ちを伝えていた。
亜希さんによると、2人の子どもは共に柔道を習っているという。
選手やチームをどんなに良い結果に導いても、監督やコーチはメダルはもらえない。
子どもたちからの贈り物に対し、Twitterでは「これはうれしいね。かけがえのない贈り物でしょう」「親にとってはこういうのが1番心に刺さりますね」「泣ける。試合以上に感動した」「康生さん、本当にお疲れ様でした」などと様々な反応が寄せられていた。
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日本の“お家芸”などと称され、結果が期待されていた日本柔道。終わってみれば、男子と女子合わせて9個の金メダルを含む計12個のメダルを獲得した。
井上監督が指揮をとった男子は、60キロ級の高藤直寿選手、66キロ級の阿部一二三選手、73キロ級の大野将平選手、81キロ級の永瀬貴規選手、100キロ級ウルフ・アロン選手が金メダルを獲得。五輪で過去最多の5つの金メダル獲得という結果だった。
井上監督は記者会見で「さまざまな障害を乗り越えて彼らはこの場に立って試合をしてくれた。すべての選手がよく頑張ってくれた」とコメントしていた。
亜希さんは投稿の最後、「げっそり痩せて帰ってきたパパ。選手全員のことが大好きすぎて、代表選考に苦しむことがもうないと思うとホッとする気持ちも。ただただ、本当にお疲れ様でした」と労っていた。
Source: ハフィントンポスト
パパにも金メダルを…。柔道・井上康生監督への子どもたちからの「プレゼント」に感動の声【東京オリンピック】