東京オリンピック競技を伝える番組で、自国代表と対戦した韓国選手に人種差別的な発言をしたとして、ギリシャの国営放送ERTがゲストコメンテーターとの提携を打ち切った。
AP通信などによると、差別発言をしたのはギリシャのジャーナリストのディモステニス・カルミリス(Dimosthenis Karmiris)氏。
カルミリス氏は、7月27日に放映された番組で、卓球男子シングルス3回戦で自国ギリシャ代表のパナヨティス・ギオニス選手と対戦した韓国代表チョン・ヨンシク選手の技術について問われ、「彼らの目は細いから、どうやって球が行ったり来たりするのが見えるのか、私には分からない」と発言。自らの発言に声を上げて笑った。
批判を受けて、ERTはその日のうちに「公共放送は人種差別コメントを一切許しません。カルミリス氏との提携は番組直後の本日、解消しました」との声明を発表した。
試合はヨンシク選手がギオニス選手を4-3で破った。
Source: ハフィントンポスト
ギリシャ国営テレビ、東京オリンピックで人種差別発言のコメンテーターを解任