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ジャンクから車を作った18歳「アフリカのイーロン・マスク」。テスラを超える天才少年の夢とは?

わずか18歳にしてオリジナルの車をゼロから作り上げたアフリカの天才少年を、海外インフルエンサー、ナス・デイリー氏が紹介しています。

Source:Nas Daily
*カテゴリー:テクノロジー technology

アフリカの18歳の少年が「イーロン・マスク」と呼ばれる理由


今回の主人公はこの少年、ケルビン。アフリカのガーナにある小さな家に住む彼は、「ガーナのイーロン・マスク」と呼ばれています。


彼が育ったガーナは、平均月収が300ドル(日本円で約3万円)にも満たない貧しい国です。しかし、彼はエンジニアになるという野心を捨てきれず、10歳の頃からガレージでロボットやおもちゃの飛行機、掃除機まで作っていました。






ケルビンはエンジニアの学校には行かず、4年間カーショップで働きながら、車について独学で勉強します。

そしてオリジナルの車を作るにあたって、彼はジャンクヤードなどで鉄くずを集めるところから始めました。もちろん最初は周囲にも理解されず「お前は狂っている」とすらいわれていたそうです。


そんな中でも、彼は少しずつオリジナルの車を形にしていきます。どうしてもジャンクヤードで手に入らなかったエンジンは、アルバイトをしたお金で購入しました。


多くの失敗を重ねながらも、3年後、ケルビンはついにオリジナルの車、その名も『ケルビン・モービル』を完成させました。


ドアはフェラーリのような上に開くいわゆる「ガルウィング」で、出力は300馬力まで出るそうです。


ホイール、ミラー、ギアスティックなど普通の車にあるものはすべて付いています。そして、なんと音楽用のラジオすら搭載されています。もちろん見た目は高級車とは程遠いものの、お金も知識もない18歳の少年がゼロから車を作ったというのは本当に凄いことです。


いまや町で唯一車を所有している人物となったケルビン。彼が『ケルビン・モービル』で外出するたび、皆が見に来るようになったそうです。そんな彼はこう話します。

今の僕の夢は、自動で走って事故を防ぐ電気自動車を作ることだ。

そう、まさにテスラの電気自動車です。しかし彼の最終的な夢はさらに大きく、飛行機やロケットも作ることだといいます。もし同じ才能が先進国に生まれていれば、きっと彼はテスラのような優れたメーカーで働いていたことでしょう。しかし、彼は今でもアフリカの小さなガレージで、自分の夢を実現するために開発を続けているのです。

Source: AppBank
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