『ゴースト・オブ・ツシマ』は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクション・アドベンチャーゲーム。13世紀後半の日本の対馬を舞台にしたオープンワールドゲームで、モンゴル帝国の侵攻“元寇”がテーマとなっている。
時代劇アクションということもあってか2017年の正式発表から大いに注目を集め、続報が出るたびに期待値はうなぎのぼり。メーカーサイドのプレッシャーは相当なものだったと思うが、ゲームファンの期待にしっかりと応える形で国内外のゲームファンから非常に高い評価を得ることに成功した。2021年3月には映画化の決定が発表となり、同時に累計販売本数が650万本を突破したこともアナウンスされている。
『ゴースト・オブ・ツシマ』の映画化が決定。監督は『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ氏
https://www.famitsu.com/news/202103/26216599.html
驚くべきなのは本作を開発したのが『inFAMOUS(インファマス)』シリーズなどで有名な海外のメーカー、サッカーパンチ・プロダクションズだったこと。もちろんSIEローカライズチームのフォロー・バックアップもこれでもかと言うくらい万全だったのだろうが、それでも外国のスタッフ主導でここまで完璧な時代劇を見せられるとは誰しも想像の埒外だったのではないだろうか。
黒澤映画を彷彿とさせるような演出が随所に見られ、とにかくかっこいい(ゲーム中の画面モードに“黒澤モード”もあった)。日本人的視点できびしくチェックしても違和感がなく感心するほどの出来栄えには、ユーザーはもちろん日本のゲームデザイナーにとっても大きな衝撃だったに違いない。一騎討ちや誘い風(ナビの役割をする風)といったシステムも雰囲気があってよかったが、好きなフレーズを選んで和歌を詠めてしまうのには驚嘆だった。
主人公は、ゲームの冒頭にて小茂田浜の蒙古軍との戦いで敗れてしまった境井 仁。侍としての誉れを捨てて冥府から蘇った“冥人(くろうど)”となり、蒙古軍に占領された対馬の解放を目指していくというのが大筋の物語となっている。
舞台となる対馬には日本らしい風景が広がっていて、場所によっては四季の移ろいすら感じられるようなところもあって非常に美しく描かれている。現実ではあり得ないことも多々あるのだが、そんなツッコミすら忘れてしまうほどに対馬の風景に見惚れてしまっていた人も多かったのではないかな。筆者的にはススキの草原や舞い散る落ち葉などの表現がお気に入りだ。それでいてロードが短く、ファストトラベルが本当に言葉通りの一瞬だったのはありがたかった。
仁の伯父で当主の志村、女野盗のゆな、高名な弓取りの石川先生、女武芸者の政子など、仁を取り巻くサブキャラクターたちもかなり魅力的だった。とくにサブクエスト“浮世草”として描かれるキャラたちには思い入れのあるユーザーが多かったはず。筆者的には顔が知人にそっくりな典雄も捨てがたいが、弟子である巴との戦いを描いた石川先生のエピソードが印象深かったと思う。
メインストーリー中には「誉れは浜で死にました」、「お侍様の戦いかたじゃない」といった名台詞がいくつも出てくるが、コトゥン・ハーンが志村に向かって言う「誉れでも食って飢えをしのぐがよい」には正直かなり笑わされた。後は空耳の「どーしよーどーしよー」も忘れがたい。
2020年10月には、サプライズ的な発表でオンライン協力型マルチプレイモード“冥人奇譚”が追加。本作は発売当初はソロ専用ゲームで、ゲームファンの多くが「マルチプレイも遊びたかった」などと言っていたものだから、この発表には「ウソでしょ!?」と度肝を抜かれたと思われる。
そして2021年7月には、今度は『Ghost of Tsushima Director’s Cut』が発表。2021年8月20日の発売が決定した。壱岐島を舞台にした新たなストーリーが追加されるなど、いくつもの追加要素を引っさげて登場となるので、すでに楽しみにしている人も多いことだろう。PS4版に加えてPS5版もあり、PS4版所持者は有償でディレクターズカット版にアップグレードも可能となっている。
>>13
最後斬ったの?
https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1626744552/
Source: 爆NEWゲーム速報
【雑談】PS4『ゴースト・オブ・ツシマ』が発売してから1周年