大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手が日本時間の6月29日、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」で先発出場し、第1打席で26号の本塁打を放った。
2戦続けての本塁打で、再びアメリカン・リーグの本塁打ランキングでトップタイに並んだ。
MLB屈指の名門・ヤンキースの本拠地「ヤンキースタジアム」で初めて放った特別な一打を海外メディアは賞賛したが、その「表現」が話題になっている。
NYでの初ヒットが「ホームラン」に
ヤンキースタジアムと言えば、かつてヤンキースに所属していた松井秀喜さんが主戦場としていた球場だ。
大谷選手にとって、この26号ホームランが実はニューヨークでの初めてのヒットだった。
メジャーへの移籍1年目の2018年5月に同球場で行われた3連戦に出場していたが、3試合に出場して9打数無安打、4四球5三振と快音は聞かれなかった。
この時には現・東北楽天で元ヤンキースの田中将大投手とも対戦したが、3打席の対決で2三振と辛酸をなめていた。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は当時、「大谷翔平の初めてのニューヨークへの旅は悪夢だった」との見出しで報じていたほどだ。
今回は、それ以来となるヤンキースタジアムでの試合だった。
実況アナも興奮の一打。エンゼルスはニューヨークならではの「あるもの」に例える
MLBオールスターゲームの名物企画「ホームランダービー」への出場が内定した選手となって戻ってきたニューヨーク。
そこで放った特別な一打をエンゼルスの試合中継を担う放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」も興奮気味に伝えた。
公式Twitterでは「WELCOME TO NEW YORK, IT’S BEEN WAITIN’ FOR YOU(ニューヨークへようこそ。皆があなたを待っていた)」と投稿。
WELCOME TO NEW YORK, IT'S BEEN WAITIN' FOR YOU#WeBelieve I @Angelspic.twitter.com/NzOKhBGMc1
— Bally Sports West (@BallySportWest) June 28, 2021
所属するエンゼルスは公式Twitterで「An entertaining off-Broadway Sho (私たちを楽しませてくれるオフ・ブロードウェイのショーだ)」と投稿。
ニューヨークの街といえば、ブロードウェイをはじめとする大小様々な演劇がよく知られる。
エンゼルスはこれを、ファンの間でもはやお馴染みとなった大谷翔平選手の活躍を示す「SHOTIME」の“SHO”とニューヨークの小劇場で行われる演劇を表す言葉を掛け合わせて表現した。
An entertaining off-Broadway Sho 🎭 pic.twitter.com/GyVZoYzfr7
— Los Angeles Angels (@Angels) June 28, 2021
MLBは公式Twitterで「Shotime in the Bronx.(ヤンキースタジアムのあるブロンクス区でのショータイムだ)」と投稿。
ファンらもTwitterで「挨拶がわりの一発になった」「ショータイムが現実に」などと反応を寄せていた。
Shotime in the Bronx. pic.twitter.com/rj2OyZJYVx
— MLB (@MLB) June 28, 2021
Source: ハフィントンポスト
大谷翔平選手の第26号HR、ニューヨークならではの「あるもの」に例えられて賞賛される【動画】