数千人の子供が行方不明、寄宿学校跡に数百の遺骨…同化教育の先住民か
かつて先住民族に対する強制的な同化教育が行われたカナダで、複数の寄宿学校の跡地から計数百体の遺骨などが相次いで見つかった。数千人の子供の行方が分からなくなった経緯があり、「人道に対する犯罪だ」などと衝撃が広がっている。トルドー首相は「心が痛む。我々は真実を認め、過去から学ばなければならない」とする声明を出した。
カナダ中西部サスカチワン州カウエセスの寄宿学校跡地では、墓標のない751の墓が見つかった。先住民族のグループが24日に記者会見し、公表した。6月上旬からレーダーによる地中調査が行われ、10%程度の誤差を考慮しても、少なくとも600体が埋められ、多くが子供とみられるという。
西部ブリティッシュ・コロンビア州カムループスの寄宿学校跡地でも先月末、215体の子供の遺骨が発見された。最大の寄宿学校とされ、さらに増える可能性もある。
カナダでは1800年代後半から100年以上にわたり、ローマ・カトリック教会が運営する約130の寄宿学校で、親から引き離された先住民族の子供約15万人が同化教育を受けた。独自の文化や言語が禁止され、キリスト教の信仰を強いられたという。
カナダ政府は2008年、寄宿学校で身体的・性的な虐待が横行していたと認め、謝罪していた。同化教育の過程で数千人の子供が死亡したとされ、同国の「真実と和解の委員会」が15年に公表した報告書は「文化的ジェノサイド(集団殺害)」と指摘していた。
寄宿学校で同化教育を経験したという女性は24日の記者会見に同席し、「私たちは学校で自分のことを嫌いになる方法を学ばせられた。影響は今も残っている」と訴えた。
先住民族の団体はカナダ政府に対し、寄宿学校の跡地の徹底調査などを要求。国連の特別報告者も、政府とカトリック教会に調査を求めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d261cc2d4987b7b47d5c72b978cf788057e5ce4
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Source: エクサワロス
【闇深】数千人の子供が行方不明 → 数百の遺骨が見つかった結果・・・・・