夫婦別姓を認めず、婚姻届を受理しないのは憲法に違反すると訴えた3件の家事審判の決定で、最高裁大法廷は6月23日、民法と戸籍法の夫婦同姓規定について「合憲」との憲法判断を示した。
15人の裁判官の内、11人の多数意見で、4人は「違憲」とした。
「違憲」とした4人の裁判官
「違憲」としたのは、三浦守、宮崎裕子、宇賀克也、草野耕一の4裁判官だった。
宮崎裕子・最高裁判所判事
(1951年7月9日生)
弁護士出身。
2018年1月9日 最高裁判所判事
2017年12月の朝日新聞によると、旧姓を使用したはじめての最高裁判事。最高裁は2017年6月に裁判文書で旧姓使用を認めることを発表。2017年1月に最高裁判事を退官した桜井龍子氏は、旧労働省の官僚時代は旧姓を使ったが、判事としては戸籍名を使わざるを得なかった。
大谷直人・最高裁判所長官
(1952年6月23日生)
元・大阪高裁長官
2015年2月17日 最高裁判所判事
2018年1月9日 最高裁判所長官
2015年の憲法判断時は最高裁判事で、「合憲」意見だった。
Source: ハフィントンポスト
最高裁、夫婦同姓は「合憲」。各裁判官の判断は?4人は「違憲」とした【一覧表】