先月発表された新型『iPad Pro』が、生産段階で問題に直面しています。Appleに詳しい海外メディアによれば、これにより「12.9インチiPad Proの到着は7月まで遅れる」とのことです。
*Source: Appleinsider
先月発表された12.9インチiPad Proは、パワフルな独自プロセッサ「M1」やミニLEDディスプレイの搭載が話題となっていました。しかし、発売の段階にいたり、Appleは現在大きな問題へと直面してます。
その原因となっているのが、12.9インチiPad Proに初めて搭載されたミニLEDディスプレイ「Liquid Retina XDR」です。ミニLEDディスプレイの特徴は高いコントラストと輝度で、12.9インチiPad Proは「1,000,000:1」のコントラスト比と「最大1,600nit」の輝度を誇ります。
このミニLEDディスプレイの仕組みは従来の液晶ディスプレイとは異なり、10,000個以上の小型LEDを使用し、LEDの発光量を個々に制御する非常に複雑な仕組みとなっています。そのため大量生産が難しく、製造を担うサプライヤーはAppleからの大量発注に悲鳴を上げているようです。この製造歩留まりは以前も報告されていましたが、問題はいまだ解決されていない模様です。
海外メディアの報告によれば、ディスプレイの問題に加えて世界的な半導体不足も影響し、12.9インチiPad Proがユーザーの手に渡るのは7月以降になるとのこと。さらに、生産の遅れは今後もしばらく続く可能性があるとしています。
なお、液晶ディスプレイを搭載している11インチiPad Proも若干の遅れがみられますが、これは新型iPad Proへの需要の高さからだと予測されています。M1搭載iPad Proをいち早く試したい方は、11インチiPad Proを購入したほうが早いかもしれませんね。
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Source: AppBank
新型iPad Pro、生産段階でトラブル。Appleが直面する“深刻な問題”は解決するのか