被災地とともに歩むサンドウィッチマン、東日本大震災で設立した義援金の総額が約5億円に到達

東日本大震災から10年を前に、お笑いコンビ・サンドウィッチマンが2月26日、宮城県の村井嘉浩知事のもとを訪れ、総額約1425万円の義援金を贈呈した。

伊達みきおさんは27日、公式ブログで直接被災地に届けた義援金の総額が4億9100万円を超えたことを報告し、賛同者への感謝をつづった

震災直後に基金設立 震災遺児・孤児の支援に

サンドウィッチマンは、震災直後の2011年3月16日に東北魂義援金を設立。チャリティライブの活動などを通じて賛同者から寄せられた義援金を直接、岩手・宮城・福島の東北3県に届けてきた。

2012年10月からは、震災孤児・遺児の生活費や学費を支援する目的で募ってきた。

支援活動を続けてきた伊達さんはブログで、「震災から10年になる今年も、全国の皆さんからこうして東北の被災地を気に掛けて頂き、本当に嬉しく…心から感激しております。これまでの10年で、東北魂義援金に寄せられ、我々が直接被災地に届けた金額は合計で【4億9,117万5,719円】になります。本当に凄い額です」と賛同者に感謝をつづった。

義援金には中居正広さんなどの著名人も賛同していたことも明かした。

伊達さんは「震災遺児・孤児の子供達への基金は、やはり他団体からの寄付も多く、ある程度集まってきている様です」とした上で、「我が【東北魂義援金】は10年を機に、これからは形になる何かを被災地に寄贈出来ないかと考えております」と新たな形として続けることを検討していると説明。

具体的には、「寄せられた基金で被災地の公園などにベンチを造ったり、子供達が遊べる砂場を造ったり…と考えております。我々サンドウィッチマンがしっかり責任を持って、被災地の子供達の為に何があれば良いのか考えて参ります」と継続についての考えをつづった。

「支援」ではなく「応援」

まもなく3月で、震災から10年が経つ。

サンドウィッチマンの2人は2011年3月11日、テレビ番組のロケの最中に気仙沼で被災していた。共に宮城県出身の2人は、震災直後から被災者に寄り添う活動を続けている。

サンドウィッチマンの伊達さんは「『支援』というと偉そうなので、僕らは『応援』って言っています」と朝日新聞デジタルのインタビューで述べている。

一方、富澤たけしさんは「心は人それぞれのペースがあるので、ずっと復興しない人もいるかもしれないです。だけどそこは焦らず、無理して復興って言わなくてもいい」と率直な思いを明かしていた。

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Source: ハフィントンポスト
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