沖縄県の地方紙・沖縄タイムスは、インターネット上で募集していた「#あなたのまわりの森発言」と題したアンケートについて、「個人への配慮が足りなかった」として、2021年2月12日にツイッター上でお詫びした。
沖縄県の地方紙・沖縄タイムスは、インターネット上で募集していた「#あなたのまわりの森発言」と題したアンケートについて、「個人への配慮が足りなかった」として、2021年2月12日にツイッター上でお詫びした。
「やりすぎ」批判も
沖縄タイムスのツイートによると、同社は2月10日からインターネット上の募集フォームで「#あなたのまわりの森発言」と題したアンケートを開始。2月11日には、同紙の電子版「沖縄タイムスプラス」の記事とツイッターで、アンケートの告知をしていた。
11日の記事では、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことについて「旧態依然とした男性中心の社会を映し出した」と批判。これに関連付けて、仕事や家事、育児、介護の現場で困ったことや悩んだこと、自身の性別やセクシャリティーを理由に悔しい思いをしたこと、女性の社会参画やジェンダーの課題に関する意見や情報、疑問や体験談などを募集フォームから募るとしていた。
ただ、アンケート名をめぐっては一部では「これはやりすぎ」「いくら森さんが問題発言をしたからと言って…」といった指摘が寄せられていた。その後、沖縄タイムスの当該記事とツイートは同日中に見られなくなっていた。
森氏の「辞意表明」中に謝罪ツイート
沖縄タイムスは森氏が辞意表明のあいさつを行っていた12日15時頃に、ツイッター上で「個人への配慮が足りませんでした」「森会長の発言を通して、性別にとらわれず、『あなた』らしい生き方ができる社会を目指すために、みなで社会の課題を考えたいと呼び掛けた募集でしたが、表現に不適切な部分がありました」と説明。ツイートと記事を11日に削除したこと、その説明が12日になったことと合わせ、「重ねておわび申し上げます」とお詫びした。
なお、当該記事とツイートは削除されているものの、アンケートページ自体は2月12日19時時点でも確認できる。「#あなたのまわりの森発言」だったアンケート名は、「あなたのまわりの性別に対する差別」に変わっている。
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Source: JCAST
「#あなたのまわりの森発言」アンケートで沖縄タイムスがお詫び 「個人への配慮が足りなかった」