その１
プラスチックの代替素材を開発したTBMがバイオワークスと協業
洗える抗菌マスクを発売
石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる
新素材「ライメックス（LIMEX）」を製作・製造・提供するTBMは、
高働きなバイオプラスチックの改質剤を製作する
バイオワークス（BIOWORKS）と協業し、
新型コロナウイルス感染拡大による衛生マスク不足の問題解決に
貢献するため、洗える抗菌マスク
“バイオフェイス（BIOFACE）”を製作した。
金額は1500円で、大きさはXS（子ども用）、S（大人用小さめ）、
M（大人用普通）をそろえる。
現在「ライメックス」公式サイトで先行受注を行なっている。
TBMとバイオワークスは今後、世界中のマスク不足や
需要の増加に対して、マスクのリユースを促進するとともに、
改修できる資源である植物由来の原料を用いて環境性能を追求していく。
他にも本年6月に、“バイオフェイス”向けの
抗ウイルスカットフィルターの提供を予定。
新型コロナウイルスの感染者が拡大している国の政府機構や会社、
マスクが行き届いていない発展途上国など、
全世界に向けて“バイオフェイス”を展開していく。
その２
AOKIが抗菌効果の高い洗えるマスクを予約販売
マスク不足解消へ緊急生産
紳士服チェーン大手のAOKIは、新型コロナウイルスの
感染拡大に伴うマスク不足を受け、抗菌影響が高く、
洗って繰り返し有用“抗菌・洗えるマスク”を
自社の生産背景を使って製作。
5月1日17時からAOKI公式オンライン店と、
同グループの「オリヒカ（ORIHICA）」公式オンラインショップで
予約提供する。
家庭で洗濯して繰り返し使用する事が可能なマスクとなっている。
20枚入りで、金額は3990円。
加えて5月16日にAOKI店舗で、6月上旬に「オリヒカ」ショップでも
順次提供する。
マスクは心地よい着用感があるジャージー生地を使用し、
はっ水性の高い材質と抗菌性の高い材質を取り合わせた3層組成。
その３
アート×マスクのオンラインストアが誕生
五木田智央や鈴木親、スケシンらが参加
5月上旬から国内外のアーティストやデザイナー、
写真家などが手掛けた意匠マスクを取り扱う。
意匠マスクは国内生産で、抗菌、防臭に優れた銀イオンを
練り込んだポリエステル糸を使用し、
洗って繰り返し有用仕様になる。
第1弾として、画家の五木田智央や中村穣二、
フォトグラファーの鈴木親、
グラフィックデザイナーの河村康輔や
スケートシング（SKATETHING）、グッチメイズ（GUCCIMAZE）、
アーティストのオートモアイ、とんだ林蘭、
加賀美健ら13人が決まっている。
D2Cブランドの立ち上げや支援を行うサード（3rd）は
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
芸術を融合したマスクを提供するオンラインストア
「サ?マスクス（THEMASKS）」を立ち上げた。
金額は2800円（送料別）で、収益の50%を日本赤十字社に寄付するほか、
活動を制限されているアーティストへの支援に充てられるという。
その４
ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、
ジャスティン・ビーバーらの公式マスク ネットで販売
米ユニバーサル・ミュージック・グループ
（UNIVERSALMUSICGROUP以下、UMG）は、所属アーティストにちなんだ
独自意匠の布マスクを売り出しした。
マスクはプロジェクトの公式ウェブサイトから購入できるで、
価格は総て1枚15ドル（約1600円）。
UMGのブランド・マネジメント企業であるブラバド
（BRAVADO）のマット・ブラシック（MatVlasic）最高経営責務者は、
「この未曾有のケースに、最も支援を必須とする人々のために
行動を起こしたいという情熱を持ったアーティストや
パートナーたちと一緒に取り組める事に感謝している。
同社が従業員にマスクを供給し開始出来た事をきっかけに
幕開けした「“ウィーヴ・ゴット・ユー・カバード
（We’veGotYouCovered）”」プロジェクトの一環で、
洗って繰り返し使う事が可能なマスクを製作。
全ての利益は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた
音楽業界のアフターケアに取り組むミュージケアーズ（MUSICARES）や
ヘルプ・ミュージシャンズ（HELPMUSICIANS）などの団体に寄付される。
世の中で活躍する所属アーティストをはじめ、
ブラバドとUMGの従業員の努力により、
このプロジェクトは進み続けていくだろう」と述べる。
参加アーティストには、ビリー・アイリッシュ（BillieEilish）、
アリアナ・グランデ（ArianaGrande）、
ジャスティン・ビーバー（JustinBieber）、
黒薄紅色（BLACKPINK）、
ローリング・ストーンズ（TheRollingStones）らが名を連ねる。
その５
鎌倉シャツが“シャツ屋がつくるマスク”を発売
25万枚分のガーゼを手配
エプロンの予約受け付けは4月24日を予定している。
そのほか手洗いの場合に必須なハンカチを増産し、
2枚600円で提供する。
シャツを製作している日本の工場が縫製したマスクで、
繰り返し洗って使用可能な。
折りひだはアイロンがけで復元され、滅菌成果も期待できる。
メーカーズシャツ鎌倉は4月17日、シャツ生地を用いて製作した
“シャツ屋がつくるマスク”の予約提供を
オンラインWebページで開始した。
色柄は水色やボーダーなどを提供し、1柄3枚セットで2500円。
表には綿100パーセントのシャツ生地を、
内側には2重ガーゼを使用し、飛沫の飛散を防止する。
また繰り返し洗う事でその上柔らかくなじむ。
採り上げるの25万枚分のガーゼ材質が手配できた事から
大量生産が可能となった。
アイテムは5月末以降の到着となる。
加えて1993年の創業時に残り生地で製作していたエプロンを
復活させ、“シャツ屋がつくるエプロン”
（2500円）として提供する。
グローバルオンラインサイトを通じて、84カ国でも展開する。
その６
佐藤繊維が銅の力で抗菌、和紙で速乾のニットマスクを販売
WWD：マスクの中に銅成分を加工したシートが入っている。
山形県寒河江市を拠点にする紡績・編地メーカーであり、
地元でセレクトショップ「ギア（GEA）」を運営する佐藤繊維が、
新型コロナウイルス感染拡大を受けてマスクの製造に踏み切った。
2000年から無縫製編みに着手し、
体にフィットする編地ウエアの製作を続けてきた。
同社のノ技術を生かして速乾性のある和紙と、
抗菌作用を持つ銅のシートを組み合わせた、
何回でも洗って使える独自のマスクだ。
雑菌が繁殖しやすく、ウイルスが残りやすい。
「無縫製であること」「立体的である事」
「ピッタリ感がある事」――
これらにこだわりを持っている弊社だからこその
マスクだと思う。
それらには佐藤繊維がこれまで培ってきた
ノウハウが生かされている。
加えて、耳にかけた事例に痛くならないよう、
ポリウレタンを編み込む事でストレッチ性を持たせている。
一般的な布マスクは多様な箇所を縫製することで
立体的にしているが、弊社は縫製を全部行わず、
編みだけで立体形状を生み出しているため、
顔に当てたケースにすき間がなく、
よりマッチするようになっている。
マスクは、ネイビーとホワイトのほかに「ギア」では薄紅色、
モカベージュ、サックス、ライトグレーも扱う
なぜマスクに和紙を使用したのか？
佐藤正樹社長 今市場で販売されている
洗えるマスクは、ほとんどが綿素材。
このシートを和紙マスクのポケットの中に入れる事で、
抗菌、防臭成果が期待できる。
銅はもともと強い抗菌作用があるため、
マスクに生かしたいと弊社特性の銅シートを製作した。
綿は吸水性がある一方で乾きにくく、
ずーっと使用していると臭くなってしまう。
そんな訳でポリエステルで包んだ和紙を使用することで
吸水性と速乾性をよくし、肌触りをよくするために
3つの加工をして洗いをかけ、保湿影響も高めた。
これもほかのマスクにはない点だ。
100回は問題なく洗濯して使用できる。
2700円と安価にはないが、13日に「ギア」のお店で
500枚を準備したところ、整理券全部がなくなり完売。
ウェブ提供とお店での提供を継続し、地元の人たちや
マスク不足で困っている人たちに貢献したいという。
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ＤＭＭニュース
https://www.wwdjapan.com/articles/1078879
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最終更新:6月１日(月) 13:39